解析者: Rhena Inocencio   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、実行後、自身を削除します。

  詳細

ファイルサイズ 52,224 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2011年8月1日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、Windows起動時に自動実行されるよう<User Startup>フォルダ内に以下のファイルを作成します。

  • %User Startup%\dxdiag.exe

(註: %User Startup%フォルダは、通常、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" 、Windows NTの場合、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup"、Windows 2000、XP、Server 2003の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup " です。)

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}apegpge2011.ru/forum4/task.php?bid=365ff1a8bc8e5acb&os=5-1-2600&uptime=0&rnd=459609
  • http://{BLOCKED}apegpge2011.ru/forum4/task.php?bid=365ff1a8bc8e5acb&os=5-1-2600&uptime=0&rnd=475578
  • http://{BLOCKED}apegpge2011.ru/forum4/task.php?bid=365ff1a8bc8e5acb&os=5-1-2600&uptime=0&rnd=490578
  • http://{BLOCKED}arkbmx2011.ru/forum4/task.php?bid=365ff1a8bc8e5acb&os=5-1-2600&uptime=0&rnd=505078
  • http://{BLOCKED}arkbmx2011.ru/forum4/task.php?bid=365ff1a8bc8e5acb&os=5-1-2600&uptime=0&rnd=505656
  • http://{BLOCKED}arkbmx2011.ru/forum4/task.php?bid=365ff1a8bc8e5acb&os=5-1-2600&uptime=0&rnd=506156

マルウェアは、実行後、自身を削除します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.326.09
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年8月1日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.327.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年8月1日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]

コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %User Startup%\dxdiag.exe

手順 4

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_INJECT.REF」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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