解析者: Francis Xavier Antazo   
 別名:

Exploit.MSWord.CVE-2014-1761.a (Kaspersky), Exploit.CVE_2010_3333-1 (ClamAV)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 Eメール経由による侵入, インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、自身のコードエラーにより、自身の不正活動を実行することができません。 マルウェアは、特定の脆弱性を利用した感染活動を実行します。

  詳細

ファイルサイズ 268288 bytes
タイプ Other
メモリ常駐 はい
発見日 2015年7月7日
ペイロード ファイルの作成

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成し実行します。

  • %temp%\~tmp.dll – detected as TROJ_FAKEMS.RA

その他

マルウェアは、自身のコードエラーにより、自身の不正活動を実行することができません。

マルウェアは、以下の脆弱性を利用して感染活動を実行します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.750
初回 VSAPI パターンバージョン 11.802.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2015年7月20日
VSAPI OPR パターンバージョン 11.803.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2015年7月21日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「TROJ_HWPEXPL.VTI」 が作成またはダウンロードした不正なファイルを削除します。（註：以下のマルウェアもしくはアドウェア等がすでに削除されている場合は、本手順は行う必要はありません。）

     
    • TROJ_FAKEMS.RA

手順 3

最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_HWPEXPL.VTI」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 4

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。


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