解析者: JasperM   

 プラットフォーム:

Windows 98, ME, NT, 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 429,056 bytes
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年7月26日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\MSDERUN.EXE - copy of itself
  • %User Temp%\topwesitjh - copy of itself
  • %User Temp%\wscsvc32.exe - detected as TROJ_FAKEAV.SMBE
  • %User Temp%\mschrt20ex.dl - detected as TROJ_FAKEAV.BMH

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

マルウェアは、以下のプロセスにコードを組み込みます。

  • EXPLORER.EXE

他のシステム変更

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\.exe\DefaultIcon
@ = %1

HKEY_CLASSES_ROOT\.exe\shell\
open\command
IsolatedCommand = "%1" %*

HKEY_CLASSES_ROOT\.exe\shell\
runas\command
IsolatedCommand = "%1" %*

HKEY_CLASSES_ROOT\.exe\shell\
runas\command
@ = "%1" %*

HKEY_CLASSES_ROOT\.exe\shell\
start\command
@ = "%1" %*

HKEY_CLASSES_ROOT\.exe\shell\
start\command
IsolatedCommand = "%1" %*

HKEY_CLASSES_ROOT\secfile
Content Type = application/x-msdownload

HKEY_CLASSES_ROOT\secfile
@ = Application

HKEY_CLASSES_ROOT\secfile\DefaultIcon
@ = %1

HKEY_CLASSES_ROOT\secfile\shell\
open\command
IsolatedCommand = "%1" %*

HKEY_CLASSES_ROOT\secfile\shell\
runas\command
IsolatedCommand = "%1" %*

HKEY_CLASSES_ROOT\secfile\shell\
runas\command
@ = "%1" %*

HKEY_CLASSES_ROOT\secfile\shell\
start\command
@ = "%1" %*

HKEY_CLASSES_ROOT\secfile\shell\
start\command
IsolatedCommand = "%1" %*

HKEY_CURRENT_USER\Software
24d1ca9a-a864-4f7b-86fe-495eb56529d8 = ""

HKEY_CURRENT_USER\Software
7bde84a2-f58f-46ec-9eac-f1f90fead080 = ""

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
.exe
@ = secfile

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
.exe
Content Type = application/x-msdownload

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
.exe\DefaultIcon
@ = %1

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
.exe\shell\open\
command
IsolatedCommand = "%1" %*

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
.exe\shell\runas\
command
IsolatedCommand = "%1" %*

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
.exe\shell\runas\
command
@ = "%1" %*

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
.exe\shell\start\
command
IsolatedCommand = "%1" %*

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
.exe\shell\start\
command
@ = "%1" %*

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
secfile
Content Type = application/x-msdownload

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
secfile
@ = Application

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
secfile\DefaultIcon
@ = %1

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
secfile\shell\open\
command
IsolatedCommand = "%1" %*

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
secfile\shell\runas\
command
@ = "%1" %*

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
secfile\shell\runas\
command
IsolatedCommand = "%1" %*

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
secfile\shell\start\
command
IsolatedCommand = "%1" %*

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
secfile\shell\start\
command
@ = "%1" %*

マルウェアは、インストールの過程で以下のレジストリキーまたはレジストリ値を変更します。

HKEY_CLASSES_ROOT\.EXE
@ = secfile

(註:変更前の上記レジストリ値は、「exefile」となります。)

  対応方法

対応検索エンジン: 8.9

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

RESTORE
  • 「レジストリエディタ」を閉じます。
  • 手順 4

    変更されたレジストリ値を修正します。

    [ 詳細 ]

    警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
    レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
    レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

    RESTORE
  • レジストリエディタを閉じます。
  • 手順 5

    最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_FAKEAV.SMBE」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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