更新者 : Roland Marco Dela Paz

 別名:

Trojan.Win32.FakeAV.kyvc (Kaspersky); Mal/FakeAV-QL (Sophos)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい


  詳細

ファイルサイズ 360,448 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2012年2月28日
ペイロード ウインドウの表示

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %System Root%\Documents and Settings\All Users\Application Data\{random}\{random} - encypted component
  • %User Desktop%\Smart Fortress 2012.lnk - shortcut file
  • %Start Menu%\Programs\Smart Fortress 2012\Smart Fortress 2012.lnk - shortcut file

(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。. %Start Menu%フォルダは、通常、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu" 、Windows NTの場合、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu "、Windows 2000、XP、Server 2003の場合、"C:\Windows\Start Menu" および "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu " です。)

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System Root%\Documents and Settings\All Users\Application Data\{random}\{random}.exe

(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %System Root%\Documents and Settings\All Users\Application Data\{random}
  • %Start Menu%\Programs\Smart Fortress 2012

(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。. %Start Menu%フォルダは、通常、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu" 、Windows NTの場合、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu "、Windows 2000、XP、Server 2003の場合、"C:\Windows\Start Menu" および "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu " です。)

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\%s

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
Smart Fortress 2012

HKEY_CLASSES_ROOT\F4D55

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\F4D55\shell\
open\command
@ = "%System Root%\Documents and Settings\All Users\Application Data\{random}\{random}.exe" -s "%1" %*

マルウェアは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_CLASSES_ROOT\.exe
@ = F4D55

(註:変更前の上記レジストリ値は、「exefile」となります。)

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.812.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年2月28日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

スタートアップディスク、または、回復コンソールを用いて、「TROJ_FAKEAV.GBO」として検出されたファイルを確認し削除します。

[ 詳細 ]

手順 3

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
%System Root%\Documents and Settings\All Users\Application Data\{random}
%Start Menu%\Programs\Smart Fortress 2012

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  %User Desktop%\Smart Fortress 2012.lnk

手順 5

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • %s
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
    • Smart Fortress 2012
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • F4D55

手順 6

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CLASSES_ROOT\.exe
    • From: @ = "F4D55"
      To: @ = "exefile"

手順 7

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_FAKEAV.GBO」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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