解析者: kathleenno   

 別名:

Trojan.Gen (Symantec); Trojan:Win32/Evadiped.A (Microsoft); BackDoor-EDY.b (Mcafee); Mal/BHO-P (Sophos)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい


  詳細

ファイルサイズ 344,077 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2011年3月29日

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}\
InprocServer32
(default) = {malware path and filename}

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加し、自身をBrowser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとマルウェアが自動実行されます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects\{AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}

他のシステム変更

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\AppID\main.DLL

HKEY_CLASSES_ROOT\AppID\{A0E1054B-01EE-4D57-A059-4D99F339709F}

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}

HKEY_CLASSES_ROOT\CurVer

HKEY_CLASSES_ROOT\Interface\{986A8AC1-AB4D-4F41-9068-4B01C0197867}

HKEY_CLASSES_ROOT\LXà)û`Ú »

HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib\{8E3C68CD-F500-4A2A-8CB9-132BB38C3573}

HKEY_CLASSES_ROOT\main.BHO

HKEY_CLASSES_ROOT\main.BHO.1

HKEY_CLASSES_ROOT\{AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}

HKEY_CLASSES_ROOT\‚”#˜‚

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 7.938.14
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年3月29日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「TROJ_EVADIPED.WC」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\AppID
    • main.DLL
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\AppID
    • {A0E1054B-01EE-4D57-A059-4D99F339709F}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
    • {AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • CurVer
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\Interface
    • {986A8AC1-AB4D-4F41-9068-4B01C0197867}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • LXà)û`Ú »
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib
    • {8E3C68CD-F500-4A2A-8CB9-132BB38C3573}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • main.BHO
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • main.BHO.1
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • {AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • ‚”#˜‚
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Browser Helper Objects
    • {AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}

手順 5

「TROJ_EVADIPED.WC」として検出されたファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。


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