解析者: Karl Dominguez   

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他の不正プログラムに作成され、コンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 344,077 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 なし
発見日 2011年4月5日
ペイロード Monitors Web browser, Connects to URLs/Ips

侵入方法

マルウェアは、以下の不正プログラムに作成され、コンピュータに侵入します。

  • TROJ_MONKIF.AE

自動実行方法

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加し、自身を Browser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとマルウェアが自動実行されます。

HKEY_CLASSES_ROOT\main.BHO

HKEY_CLASSES_ROOT\main.BHO.1

HKEY_CLASSES_ROOT\AppID\main.DLL

HKEY_CLASSES_ROOT\AppID\{A0E1054B-01EE-4D57-A059-4D99F339709F}

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}

HKEY_CLASSES_ROOT\Interface\{986A8AC1-AB4D-4F41-9068-4B01C0197867}

HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib\{8E3C68CD-F500-4A2A-8CB9-132BB38C3573}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects\{AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加し、自身をBrowser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)起動時に自身の自動実行が可能となります。

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}\
InprocServer32
(Default) = {malware path and file name}

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 7.950.07
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年4月5日

手順 1

Windows ME および XPユーザは、パソコンから不正プログラムもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsの検索機能([スタート] → [検索] → [ファイルとフォルダすべて] を選択)などを使用して、この「TROJ_EVADIPED.AM」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

     TROJ_MONKIF.AE

手順 3

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「TROJ_EVADIPED.AM」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 4

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 5

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • main.BHO
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • main.BHO.1
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\AppID
    • main.DLL
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\AppID
    • {A0E1054B-01EE-4D57-A059-4D99F339709F}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
    • {AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\Interface
    • {986A8AC1-AB4D-4F41-9068-4B01C0197867}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib
    • {8E3C68CD-F500-4A2A-8CB9-132BB38C3573}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Browser Helper Objects
    • {AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}

手順 6

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_EVADIPED.AM」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。ただし、念のため、隔離されたファイルを削除してください。詳しくは、こちらをご確認下さい。


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