解析者: Cris Nowell Pantanilla   

 別名:

[MICROSOFT]Trojan]Win32/Korlia.B,[NORTON]Trojan.Zbot,[FSECURE]Generic.Malware.dld!!.67B061C5

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  詳細

ファイルサイズ 5,120 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2012年2月21日

侵入方法

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  • TROJ_ARTIEF.TYGS

インストール

マルウェアは、以下のプロセスにコードを組み込みます。

  • IExplore.exe

自動実行方法

マルウェアは、Windows起動時に自動実行されるよう<User Startup>フォルダ内に以下のファイルを作成します。

  • %User Startup%\dns.exe

(註: %User Startup%フォルダは、通常、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" 、Windows NTの場合、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup"、Windows 2000、XP、Server 2003の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup " です。)

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、ファイルをダウンロードします。

  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.202.198/jp/soft2.rar

トレンドマイクロの製品では、ダウンロードしたファイルを以下として検出します。

  • TROJ_DROPR.TYGS

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

その他

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.202.198/jp/news2.asp?id={random}host:{hostname}user:{username}OS:{OS}vm:{vm}proxy:{proxy}

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.792.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年2月21日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.793.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年2月22日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「TROJ_DLOADR.TYGS」 を作成またはダウンロードする不正なファイルを削除します。

     TROJ_ARTIEF.TYGS

手順 3

この「TROJ_DLOADR.TYGS」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

    TROJ_DROPR.TYGS

手順 4

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「TROJ_DLOADR.TYGS」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 5

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 6

TROJ_DLOADR.TYGS として検出されたファイルを検索し削除します。

註:このファイルは、隠しファイルとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

不正なコンポーネントファイルの手動削除:

  1. [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。
    註:Windowsのバージョンによって異なります。
  2. [ファイル名のすべてまたは一部]に、上記で検出されたファイル名を入力してください。
  3. [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。
  4. 検索が終了したら、ファイルを選択し、SHIFT+DELETEを押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。
  5. 以下のファイルに対して、この不正なコンポーネントファイルの削除の手順2.)から4.)を繰り返してください。

手順 7

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_DLOADR.TYGS」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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