解析者: Michael Cabel   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 68,096 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2012年3月22日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加し、自身を Browser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとマルウェアが自動実行されます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects\{10E1725C-7237-41A9-954A-04DCCB1FD16C}

他のシステム変更

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\BhoPlugin.EyeOnIE

HKEY_CLASSES_ROOT\BhoPlugin.EyeOnIE.1

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{10E1725C-7237-41A9-954A-04DCCB1FD16C}

HKEY_CLASSES_ROOT\Interface\{49859A6F-2284-4F06-9F8E-BFE56B35BA09}

HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib\{3C8BF053-0A65-46FE-A757-2187BD66EF34}

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.856.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年3月22日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.857.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年3月23日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「TROJ_DLOADR.LFR」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

Browser Helper Objects(BHO)に関連するレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]
{Malware Path and File Name}

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_DLOADR.LFR」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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