解析者: jasperm   

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

  詳細

ファイルサイズ 32,768 bytes
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年10月29日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

インストール

マルウェアは、以下のプロセスに組み込まれ、システムのプロセスに常駐します。

  • EXPLORER.EXE

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{1A7882DB-B89E-4406-AF8A-42C3DBD11B2C}\
InprocServer32
@ = {malware path and file name]

他のシステム変更

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\Comhtml.mshtml

HKEY_CLASSES_ROOT\Comhtml.mshtml.1

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{1A7882DB-B89E-4406-AF8A-42C3DBD11B2C}

HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib\{B02DAAF7-C679-4D00-9805-BE94D23B3B99}

ダウンロード活動

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

その他

このマルウェアのコードから、マルウェアは、以下の機能を備えています。

  • Upon execution, it gets the local time and connects to the website, http://{BLOCKED}e.idirectech.com/support.html when the day is Thursday and the time is above 9 AM (10 AM - 11 PM).
  • Based on its code, the reply from the server is a script which contains strings. It then matches the strings to its list of strings to check the file to download.

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
VSAPI パターンファイル: under testing

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「TROJ_DLDR.FX」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • Comhtml.mshtml
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • Comhtml.mshtml.1  
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
    • {1A7882DB-B89E-4406-AF8A-42C3DBD11B2C}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib
    • {B02DAAF7-C679-4D00-9805-BE94D23B3B99} 

手順 5

「TROJ_DLDR.FX」として検出されたファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_DLDR.FX」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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