TROJ_CVE20170199.JEJOVK
Exploit:O97M/CVE-2017-0199 (Microsoft); Exploit.RTF.CVE-2017-0199.e (Kaspersky); Win32/Exploit.CVE-2017-0199.AK (ESET-NOD32)
Windows
マルウェアタイプ:
エクスプロイト
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。
このマルウェアは Microsoft Office の脆弱性「CVE-2017-0199」を利用します。当該脆弱性を実際に利用した攻撃が確認されています。当該脆弱性のセキュリティ更新プログラムはすでに公開されており、入手可能です。
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.16.242/myguy.xls
マルウェアは、以下のソフトウェアに存在する脆弱性を利用して感染活動をします。これにより、不正ファイルがダウンロードされます。
ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
マルウェアは、以下のソフトウェアに存在する脆弱性を利用して感染活動をします。これにより、不正ファイルがダウンロードされます。
その他
マルウェアは、以下を実行します。
- 文書ファイルを開封すると以下のポップアップが表示されます。
マルウェアには、不正なURLを含む埋め込みオブジェクトが含まれています。
マルウェアが実行されると、不正なURLに接続します。マルウェアには埋め込みオブジェクトを指向する「オブジェクトクラスの更新」が含まれており、これによって不正なURLへの接続が誘発されるためです。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_CVE20170199.JEJOVK」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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