解析者: Rika Joi Gregorio   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 Eメールを介したスパム活動, インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、感染コンピュータ上の特定の情報を収集します。

マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  詳細

タイプ EXE
メモリ常駐 はい
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Desktop%\DECRYPT_INSTRUCTION.TXT
  • %Desktop%\DECRYPT_INSTRUCTION.HTML
  • %Desktop%\DECRYPT_INSTRUCTION.URL
  • %User Startup%\DECRYPT_INSTRUCTION.TXT
  • %User Startup%\DECRYPT_INSTRUCTION.HTML
  • %User Startup%\DECRYPT_INSTRUCTION.URL

(註:%Desktop%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\デスクトップ"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\デスクトップ" です。. %User Startup%フォルダは、Windows 98 および ME の場合、通常、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup"、Windows NT の場合、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" および "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" です。)

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System Root%{7 characters from UID}\{7 characters from UID}.exe
  • %Application Data%\{7 characters from UID}.exe
  • %User Startup%\{7 characters from UID}.exe

(註:%System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。. %Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。. %User Startup%フォルダは、Windows 98 および ME の場合、通常、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup"、Windows NT の場合、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" および "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" です。)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %System Root%\{7 characters from UID}

(註:%System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{6 characters from UID} = "%System Root%{7 characters from UID}\{7 characters from UID}.exe"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{7characters from UID} = "%Application Data%\{7 characters from UID}.exe"

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\{UID}

HKEY_CURRENT_USER\Software\{UID}\
CRYPTLIST

情報漏えい

マルウェアは、感染コンピュータ上の以下の情報を収集します。

  • Unique Identifier (UID)

その他

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • {BLOCKED}ontima.com
  • {BLOCKED}welcome.com
  • {BLOCKED}ebit.com
  • {BLOCKED}sla.com
  • {BLOCKED}ab.com