解析者: Jasen Sumalapao   

 別名:

Trojan:Win32/Coremhead (Microsoft), Trojan.Win32.Yakes.aldl (Kaspersky), Trojan.Gen.2 (Symantec), PWS-Zbot.gen.yl (NAI), Troj/Katush-Gen (Sophos), Lookslike.Win32.Sirefef.j (v) (Sunbelt), TR/Kazy.84637.1 (Antivir), W32/Falab.F.gen!Eldorado (Authentium), Gen:Variant.Kazy.84456 (Bitdefender), W32/Kryptik.YLA!tr (Fortinet), W32/Falab.F.gen!Eldorado (generic, not disinfectable) (Fprot), Trojan.Win32.Yakes (Ikarus), a variant of Win32/Kryptik.AJKA trojan (NOD32), BScope.Trojan-Ransom.Winlock.6812 (VBA32)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 60,928 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2012年8月19日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\7af3996f

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

マルウェアは、以下のプロセスに組み込まれ、システムのプロセスに常駐します。

  • svchost.exe

他のシステム変更

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{B0B32503-B325-2503-B325-0B32B0B32503}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{B0B32503-B325-2503-B325-0B32B0B32503}

HKEY_USERS\.DEFAULT\Software\
Microsoft\Windows\CurrentVersion\
Internet Settings\Connections
DefaultConnectionSettings = "{random value}"

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.199.201

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 9.332.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年8月19日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.333.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年8月20日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\7af3996f

手順 4

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
    • {B0B32503-B325-2503-B325-0B32B0B32503}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID
    • {B0B32503-B325-2503-B325-0B32B0B32503}

手順 5

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_USERS\.DEFAULT\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Connections
    • DefaultConnectionSettings = "{random value}"

手順 6

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_COREM.A」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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