解析者: Sabrina Sioting   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 90,112 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2011年8月29日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %system%\MediaP.dll

自動実行方法

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加し、自身を Browser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとマルウェアが自動実行されます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects\{C881E764-E445-4EAC-9480-898E25DAEE3B}

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\MediaMonitor.MediaPlay\CLSID

HKEY_CLASSES_ROOT\MediaMonitor.MediaPlay\CurVer

HKEY_CLASSES_ROOT\MediaMonitor.MediaPlay.1

HKEY_CLASSES_ROOT\MediaMonitor.MediaPlay.1\CLSID

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
MediaMonitor.MediaPlay

HKEY_CLASSES_ROOT\MediaMonitor.MediaPlay

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{C881E764-E445-4EAC-9480-898E25DAEE3B}\
InprocServer32
{default} = %system%\MediaP.dll

HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib\{0E05704B-07AB-41EB-8A17-F007AFBB5AA5}\
1.0\0\win32
{default} = %system%\MediaP.dll

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{C881E764-E445-4EAC-9480-898E25DAEE3B}\InprocServer32
{default} = %system%\MediaP.dll

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
TypeLib\{0E05704B-07AB-41EB-8A17-F007AFBB5AA5}\1.0\
0\win32
{default} = %system%\MediaP.dll

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 8.388.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年8月29日

手順 1

Windows ME および XPユーザは、パソコンから不正プログラムもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Browser Helper Objects\
    • {C881E764-E445-4EAC-9480-898E25DAEE3B}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\MediaMonitor.MediaPlay\
    • CLSID
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\MediaMonitor.MediaPlay\
    • CurVer
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\
    • MediaMonitor.MediaPlay.1
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\
    • MediaMonitor.MediaPlay.1\CLSID
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
    • MediaMonitor.MediaPlay
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\
    • MediaMonitor.MediaPlay

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{C881E764-E445-4EAC-9480-898E25DAEE3B}\InprocServer32
    • {default} = %system%\MediaP.dll
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib\{0E05704B-07AB-41EB-8A17-F007AFBB5AA5}\1.0\0\win32
    • {default} = %system%\MediaP.dll
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{C881E764-E445-4EAC-9480-898E25DAEE3B}\InprocServer32
    • {default} = %system%\MediaP.dll
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\TypeLib\{0E05704B-07AB-41EB-8A17-F007AFBB5AA5}\1.0\0\win32
    • {default} = %system%\MediaP.dll

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。 %system%\MediaP.dll

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_BODX.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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