解析者: Christopher Daniel So   

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、ファイル作成する際、よくあるファイル名を用いて正規のアプリケーションを装います。

マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスします。これにより、不正リモートユーザにマルウェアのインストールが知らされます。また、不正なファイルがダウンロードされます。この結果、感染コンピュータは、さらなる他の脅威にさらされることとなります。

  詳細

ファイルサイズ 1,315,397 bytes
タイプ EXE
ファイル圧縮 ASProtect
メモリ常駐 はい
発見日 2010年9月25日

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\E_4\eAPI.fne
  • %User Temp%\E_4\internet.fne
  • %User Temp%\E_4\krnln.fnr
  • %User Temp%\E_4\shell.fne
  • %User Temp%\E_4\sock.fne
  • %User Temp%\E_4\WNet.fne

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

マルウェアは、よく用いられるファイルアイコンを使用し、正規ファイルとして装います。

ダウンロード活動

マルウェアは、以下の不正Webサイトにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}r.com/rj.txt
  • {BLOCKED}01.3322.org:1887

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
VSAPI パターンファイル: 7.490.10
VSAPI パターンリリース日: 2010年9月25日
VSAPI パターンリリース日: 9/25/2010 12:00:00 AM

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「TROJ_BEGM.B」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは Process Explorer に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\E_4\eAPI.fne
  • %User Temp%\E_4\internet.fne
  • %User Temp%\E_4\krnln.fnr
  • %User Temp%\E_4\shell.fne
  • %User Temp%\E_4\sock.fne
  • %User Temp%\E_4\WNet.fne
  • 手順 4

    最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_BEGM.B」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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