プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 217,088 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2014年12月6日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %System Root%\pxa

(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{D5DE8D20-5BB8-11D1-A1E3-00A0C90F2731}\InProcServer32
ThreadingModel = "Apartment"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Apartment」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Eventlog\Application\
VBRuntime
EventMessageFile = "%System%\msvbvm60.dll"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「%Windows%\system32\MSVBVM60.DLL」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Eventlog\Application\
VBRuntime
TypesSupported = "4"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「4」となります。)

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %System Root%\pxa\SOUADMIN.ADM
  • %System Root%\pxa\SENDED.ADM
  • %System Root%\pxa\teraz.zip

(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}2.127.187/~tabuaodaserra/sanfona.ooo
  • http://www.{BLOCKED}nloads.com/deskr/avisos.php?IDMAQ=Wilbert&data=68AD0FD0
  • {BLOCKED}.7.19
  • {BLOCKED}0.1

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
事前に意図的に対象の設定を変更していた場合は、意図するオリジナルの設定に戻してください。変更する値が分からない場合は、システム管理者にお尋ねいただき、レジストリの編集はお客様の責任として行なって頂くようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{D5DE8D20-5BB8-11D1-A1E3-00A0C90F2731}\InProcServer32
    • From: ThreadingModel = "Apartment"
      To: ThreadingModel = ""Apartment""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Eventlog\Application\VBRuntime
    • From: EventMessageFile = "%System%\msvbvm60.dll"
      To: EventMessageFile = ""%Windows%\system32\MSVBVM60.DLL""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Eventlog\Application\VBRuntime
    • From: TypesSupported = "4"
      To: TypesSupported = ""4""

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System Root%\pxa\SOUADMIN.ADM
  • %System Root%\pxa\SENDED.ADM
  • %System Root%\pxa\teraz.zip

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System Root%\pxa

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_BANCOS.XCBC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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