解析者: Christopher Daniel So   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、インストールの過程でレジストリ値を追加します。

マルウェアは、ファイルを作成します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 36,864 bytes
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年12月27日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

他のシステム変更

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR SFX
%System Root%%%DOCUME~1%{user name}%LOCALS~1%Temp = "%User Temp%"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
rpcproc.exe = "%User Profile%\Application Data\Microsoft\Media Player\DRM10\rpcproc.exe"

HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR SFX
%System Root%%%Documents and Settings%{user name}%Application Data%Microsoft%Media Player%DRM10 = "%User Profile%\Application Data\Microsoft\Media Player\DRM10"

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Profile%\Application Data\Microsoft\Media Player\DRM10\index.dat
  • %User Profile%\Application Data\Microsoft\Media Player\DRM10\rpcproc.exe
  • %User Profile%\Application Data\Microsoft\Media Player\DRM10\update.dat
  • %User Temp%\ctfmon.exe
  • %User Temp%\javawvd.exe
  • %User Temp%\rstimgr.dll
  • %User Temp%\rstimgr.inf
  • %User Temp%\smcnmgr.exe
  • %User Temp%\system.drv

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。. %User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • rpcproc.exe = %User Profile%\Application Data\Microsoft\Media Player\DRM10\rpcproc.exe
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR SFX
    • %System Root%%%Documents and Settings%{user name}%Application Data%Microsoft%Media Player%DRM10 = %User Profile%\Application Data\Microsoft\Media Player\DRM10
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\WinRAR SFX
    • %System Root%%%DOCUME~1%{user name}%LOCALS~1%Temp = %User Temp%

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。 %User Profile%\Application Data\Microsoft\Media Player\DRM10\index.dat
%User Profile%\Application Data\Microsoft\Media Player\DRM10\rpcproc.exe
%User Profile%\Application Data\Microsoft\Media Player\DRM10\update.dat
%User Temp%\ctfmon.exe
%User Temp%\javawvd.exe
%User Temp%\rstimgr.dll
%User Temp%\rstimgr.inf
%User Temp%\smcnmgr.exe
%User Temp%\system.drv

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_AGENT.HSC」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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