TROJ_ADOBFP.SM
Exploit.SWF.CVE-2011-0609.a (GFI-Sunbelt)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。その理由として、ダメージ度や感染力、あるいは、その両方の脅威レベルの高まりが挙げられます。特に、マルウェアは、Adobe Flash Playerのゼロデイ脆弱性を悪用し、不正なファイルを感染コンピュータ内に作成します。
これは、トレンドマイクロの製品では、不正なFlash ファイル(拡張子SWF)が埋め込まれたマイクロソフトExcel ファイル(拡張子XLS)として検出されます。このファイルは、Adobe Flash Player 10.2.152.33 以前のバージョンにおける脆弱性を利用します。トレンドマイクロが入手した検体によると、このマルウェアは、脆弱性が利用されると、「BKDR_POISON.SMI」および「TROJ_DROPPER.ADO」を作成します。
マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。
その他
マルウェアは、以下の脆弱性を利用してゼロデイ攻撃を実行します。
- Unspecified vulnerability in Adobe Flash Player
セキュリティ対策の面からも以下の説明をご参照ください。
セキュリティ対策の面からも以下の説明を参照し、脆弱性を修正してください。
その他
これは、トレンドマイクロの製品では、不正なFlash ファイル(拡張子SWF)が埋め込まれたマイクロソフトExcel ファイル(拡張子XLS)として検出されます。
トレンドマイクロが入手した検体によると、このマルウェアは、脆弱性が利用されると、「BKDR_POISON.SMI」および「TROJ_DROPPER.ADO」を作成します。
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_ADOBFP.SM」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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