TROJ_ACTIVEHIJ.B
Trojan.Activehijack [Symantec]; W97M/CVE-2011-1980.B [Norman]
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、Microsoft Wordの脆弱性が悪用された場合に実行されるDLLファイルとともに侵入します。
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。
マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。
マルウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。
マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
感染活動
マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。
バックドア活動
マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。
ダウンロード活動
マルウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。
情報漏えい
マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。
その他
マルウェアは、以下のソフトウェアに存在する脆弱性を利用して感染活動をします。
- Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される脆弱性
セキュリティ対策の面からも以下の説明をご参照ください。
マルウェアは、特別に細工されたDOCファイルです。マルウェアは、Microsoft Officeの特定のバージョンに存在する脆弱性を利用し、マルウェアが実行されたフォルダ内にある "imeshare.dll" というファイルを実行します。 マルウェアは、"imeshare.dll"を実行した後、このDLLファイルを削除します。そしてマルウェアは、同じフォルダ内に以下の無害なファイルを作成します。
- <マルウェアが実行されたフォルダ>\Thumbs.db
上述の活動の結果、DLLファイルの活動が感染コンピュータで実行されます。
上述のDLLファイルは、トレンドマイクロの製品では、「TROJ_MOONDRP.A」として検出されます。
マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
- {malware path}\Thumbs.db
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_ACTIVEHIJ.B」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 5
以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。
日本語情報はこちらをご参照ください。
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