解析者: RonJay Kristoffer Caragay   

 別名:

Exploit:SWF/CVE-2015-5122 (Microsoft); CVE155122 (F-Prot); Exploit:SWF/Salama.T (F-Secure); Exploit.SWF.Agent.ln (Kaspersky); SWF/Exploit.DE (AVG)

 プラットフォーム:

Windows, Mac OS

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

マルウェアは、ソフトウェア内の脆弱性を利用します。これにより、不正リモートユーザまたはマルウェア等は、感染したコンピュータにファイルをダウンロードすることが可能となります。 マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

  詳細

ファイルサイズ 85,054 bytes
タイプ SWF
メモリ常駐 なし
発見日 2015年7月27日
ペイロード ファイルの作成

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

マルウェアは、以下のリモートサイトからダウンロードされコンピュータに侵入します。

  • http://www.{BLOCKED}rat.com/info/news/movie.swf

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のソフトウェア内の脆弱性を利用します。これにより、不正リモートユーザまたはマルウェア等は、感染したコンピュータにファイルをダウンロードすることが可能となります。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

マルウェアは、特定のWebサイトから不正なファイルをダウンロードします。マルウェアがアクセスするWebサイトは、このマルウェアのコンポーネントから取得するパラメータにより決まります。

その他

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

スパイウェアは、自身が以下のオペレーティングシステム(OS)やプラットフォームで実行されているかを確認します。

  • Windows OS 32ビット/64ビット
  • Mac OS 32ビット/64ビット

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.750
初回 VSAPI パターンバージョン 11.822.07
初回 VSAPI パターンリリース日 2015年7月31日
VSAPI OPR パターンバージョン 11.823.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2015年7月31日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「SWF_CVE20155122.D」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 5

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。


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