解析者: Patrick Angelo Roderno   

 別名:

Trojan-Ransom.Win32.Gen.fmm (KASPERSKY); Ransom-ZoneWare!3F8BFEC760D3 (NAI); Mal/JLocker-B (SOPHOS_LITE)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、感染コンピュータや感染ユーザから特定の情報を収集します。

マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  詳細

ファイルサイズ 382,976 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2017年9月25日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, 情報収集

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

情報漏えい

マルウェアは、以下の情報を収集します。

  • Username
  • Computer Name
  • Generated encryption key

その他

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • http://dpreacher.{BLOCKED}e.com/key/keys.php

ランサムウェアの不正活動

マルウェアは、以下の文字列を含むファイルを暗号化します。

  • .txt
  • .doc
  • .docx
  • .xls
  • .xlsx
  • .ppt
  • .pptx
  • .pdf
  • .rar
  • .mp3
  • .mp4
  • .png
  • .jpg
  • .jpeg
  • .psd
  • .gif
  • .iso
  • .xml
  • .sln
  • .veg
  • .7z
  • .html
  • .php
  • .lua
  • .c
  • .php
  • .py
  • .vbs
  • .bat
  • .js
  • .htm
  • .log
  • .asc
  • .dot
  • .dotx
  • .ans
  • .wav
  • .apk
  • .tar
  • .zip
  • .avi
  • .json
  • .xls
  • .xlsx
  • .java
  • .class
  • .au
  • .qt
  • .rtf
  • .dat
  • .txt
  • .jar
  • .exe
  • .dat
  • .contact
  • .settings
  • .doc
  • .docx
  • .xls
  • .xlsx
  • .ppt
  • .pptx
  • .odt
  • .jpg
  • .png
  • .csv
  • .py
  • .sql
  • .mdb
  • .sln
  • .php
  • .asp
  • .aspx
  • .html
  • .htm
  • .xml
  • .psd
  • .pdf
  • .dll
  • .c
  • .cs
  • .mp3
  • .mp4
  • .f3d
  • .dwg
  • .cpp
  • .zip
  • .rar
  • .mov
  • .rtf
  • .bmp
  • .mkv
  • .avi
  • .apk
  • .lnk
  • .iso
  • .7-zip
  • .ace
  • .arj
  • .bz2
  • .cab
  • .gzip
  • .lzh
  • .tar
  • .uue
  • .xz
  • .z
  • .001
  • .mpeg
  • .mpg
  • .core
  • .crproj
  • .pdb
  • .ico
  • .pas
  • .db
  • .torrent

マルウェアは、以下のディレクトリ内で確認されたファイルを暗号化します。

  • %Application Data%
  • %AppDataLocal%
  • %Program Files%
  • %Windows%\Resources
  • %ProgramData%
  • %Start Menu%\Programs
  • %User Profile%
  • %Desktop%

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.. %AppDataLocal%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。. %Program Files%フォルダは、プログラムファイルのフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Program Files"、64bitのOS上で32bitのアプリケーションを実行している場合、 "C:\Program Files (x86)" です。.. %Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.. %ProgramData%フォルダは、Windows Vista および 7 の場合、通常、"C:\ProgramData"、Windows 2000、XP (32ビット)、Server 2003 の場合、"C:\Program Files"、Windows XP (64ビット) の場合、"C:\Program Files (x86)" です。. %Start Menu%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Windows\Start Menu" または "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu" です。.. %User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.. %Desktop%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Desktop"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\Desktop" です。.)

マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。

  • .ZW

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.682.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2017年9月25日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.683.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2017年9月26日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「RANSOM_ZONE.B」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「RANSOM_ZONE.B」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください