解析者: Ryan Paolo Maglaque   

 別名:

Mal/CrypKite-A(Sophos)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  詳細

ファイルサイズ 1,144,320 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2017年4月3日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, メッセージボックスの表示

侵入方法

その他は、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

その他は、以下のファイルを作成します。

  • %Application Data%\japtap.akv3 ← Contains the Random Number and Key used
  • %Desktop%\YOUR_CODE_IS_{Random Number}.{Random Number}
  • %Application Data%\QKYS\StatLevel.exe

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.. %Desktop%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Desktop"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\Desktop" です。.)

その他は、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %Application Data%\QKYS\angryKite_v3.exe

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

その他は、以下のフォルダを作成します。

  • %Application Data%\QKYS

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

他のシステム変更

その他は、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
System
DisableTaskMgr = 1

その他

その他は、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • http://{BLOCKED}rsoluzion.com/pdata/jamfile.php?haha=Eckey&wicket={Key}&sachin={Random Number}_{Machine Name}

その他は、以下の拡張子をもつファイルを暗号化します。

  • .png
  • .3dm
  • .3g2
  • .3gp
  • .aaf
  • .accdb
  • .aep
  • .aepx
  • .aet
  • .ai
  • .aif
  • .arw
  • .as
  • .as3
  • .asf
  • .asp
  • .asx
  • .avi
  • .bay
  • .bmp
  • .cdr
  • .cer
  • .class
  • .cpp
  • .cr2
  • .crt
  • .crw
  • .cs
  • .csv
  • .db
  • .dbf
  • .dcr
  • .der
  • .dng
  • .doc
  • .docb
  • .docm
  • .docx
  • .dot
  • .dotm
  • .dotx
  • .dwg
  • .dxf
  • .dxg
  • .efx
  • .eps
  • .erf
  • .fla
  • .flv
  • .idml
  • .iff
  • .indb
  • .indd
  • .indl
  • .indt
  • .inx
  • .jar
  • .java
  • .jpeg
  • .jpg
  • .kdc
  • .m3u
  • .m3u8
  • .m4u
  • .max
  • .mdb
  • .mdf
  • .mef
  • .mid
  • .mov
  • .mp3
  • .mp4
  • .mpa
  • .mpeg
  • .mpg
  • .mrw
  • .msg
  • .nef
  • .nrw
  • .odb
  • .odc
  • .odm
  • .odp
  • .ods
  • .odt
  • .orf
  • .p12
  • .p7b
  • .p7c
  • .pdb
  • .pdf
  • .pef
  • .pem
  • .pfx
  • .php
  • .plb
  • .pmd
  • .pot
  • .potm
  • .potx
  • .ppam
  • .ppj
  • .pps
  • .ppsm
  • .ppsx
  • .ppt
  • .pptm
  • .pptx
  • .prel
  • .prproj
  • .ps
  • .psd
  • .pst
  • .ptx
  • .r3d
  • .ra
  • .raf
  • .rar
  • .raw
  • .rb
  • .rtf
  • .rw2
  • .rwl
  • .sdf
  • .sldm
  • .sldx
  • .sql
  • .sr2
  • .srf
  • .srw
  • .svg
  • .swf
  • .tif
  • .vcf
  • .vob
  • .wav
  • .wb2
  • .wma
  • .wmv
  • .wpd
  • .wps
  • .x3f
  • .xla
  • .xlam
  • .xlk
  • .xll
  • .xlm
  • .xls
  • .xlsb
  • .xlsm
  • .xlsx
  • .xlt
  • .xltm
  • .xltx
  • .xlw
  • .xml
  • .xqx
  • .zip
  • .txt
  • .rar
  • .7zip
  • .vob
  • .c
  • .sln
  • .log
  • .html

その他は、以下のファイル名を使用し、暗号化されたファイルを改称します。

  • {Random Values}.NumberDot

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.318.06
初回 VSAPI パターンリリース日 2017年4月4日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.319.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2017年4月5日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System
    • DisableTaskMgr = 1

手順 5

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Application Data%\QKYS

手順 6

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %Application Data%\japtap.akv3
  • %Desktop%\YOUR_CODE_IS_427843.427843

手順 7

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「RANSOM_KRIDER.F117D4」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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