解析者: John Anthony Bañes   

 別名:

Trojan.Ransom.Kasiski (ALYac); Python/Filecoder.Kasiski.A (ESET-NOD32); Python/Filecoder_Kasiski.A!tr (Fortinet); Ransom.Kasiski (Malwarebytes)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 14,648,721 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2017年2月17日
ペイロード ファイルの作成

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • C:\Programfiles\DOCS_r\R\S\W\CURRICULUM.pdf
  • {malware path}\key.txt
  • C:\Programfiles\DOCS_r\R\S\W\dis.txt
  • {malware path}\wpm.jpg - ransom note wallpaper
  • {malware path}\INSTRUCCIONES.txt - ransom note

その他

マルウェアは、以下の拡張子をもつファイルを暗号化します。

  • aes
  • ARC
  • asc
  • asf
  • asm
  • asp
  • avi
  • bak
  • bat
  • bmp
  • brd
  • bz2
  • cgm
  • class
  • cmd
  • cpp
  • crt
  • csr
  • CSV
  • dbf
  • dch
  • dif
  • dip
  • djv
  • djvu
  • DOC
  • docb
  • docm
  • docx
  • DOT
  • dotm
  • dotx
  • fla
  • flv
  • frm
  • gif
  • gpg
  • hwp
  • ibd
  • jar
  • java
  • jpeg
  • jpg
  • key
  • lay
  • lay6
  • ldf
  • max
  • mdb
  • mdf
  • mid
  • mkv
  • mml
  • mov
  • mpeg
  • mpg
  • ms11
  • MYD
  • MYI
  • NEF
  • odb
  • odg
  • odp
  • ods
  • odt
  • otg
  • otp
  • ots
  • ott
  • PAQ
  • pas
  • pdf
  • pem
  • php
  • png
  • pot
  • potm
  • potx
  • ppam
  • pps
  • ppsm
  • ppsx
  • PPT
  • pptm
  • pptx
  • psd
  • qcow2
  • rar
  • raw
  • RTF
  • sch
  • sldm
  • sldx
  • slk
  • sql
  • SQLITE3
  • SQLITEDB
  • stc
  • std
  • sti
  • stw
  • svg
  • swf
  • sxc
  • sxd
  • sxi
  • sxm
  • sxw
  • tar
  • tar
  • tbk
  • tgz
  • tif
  • tiff
  • uop
  • uot
  • vbs
  • vdi
  • vmdk
  • vmx
  • vob
  • wav
  • wks
  • wma
  • wmv
  • xlc
  • xlm
  • XLS
  • xlsb
  • xlsm
  • xlsx
  • xlt
  • xltm
  • xltx
  • xlw
  • xml
  • zip

マルウェアは、以下のファイル名を使用し、暗号化されたファイルを改称します。

  • [KASISKI]{original filename}

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.228.00
初回 VSAPI パターンリリース日 2017年2月17日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.229.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2017年2月18日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • C:\Programfiles\DOCS_r\R\S\W\CURRICULUM.pdf
  • C:\ProgramFiles\DOCS_r\R\S\W\dis.txt
  • {malware path}\wpm.jpg
  • {malware path}\INSTRUCCIONES.txt
  • {malware path}\key.txt

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • C:\Programfiles

手順 5

デスクトッププロパティを修正します。

[ 詳細 ]

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「RANSOM_KASISKI.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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