更新者 : Wilbert Vidal

 別名:

Ransom:Win32/Septrypt.A (Microsoft); Ransom.CryptXXX (Symantec); Ransom.Septrypt!8.EA96 (cloud:sPx0NeTGv1T) (Rising)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 352,256 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2017年7月5日
ペイロード メッセージボックスの表示

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\__t{Random Characters}.tmp.bat
  • %System Root%\Users\Public\{GUID}

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.. %System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System Root%\Users\Public\{Malware File Name}.exe

(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\RunOnce
CertificatesCheck = "%System Root%\Users\Public\{Malware File Name}.exe"

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Terminal Server Client\Servers

ランサムウェアの不正活動

マルウェアは、ファイル名に以下の文字列を含むファイルの暗号化はしません。

  • .$er
  • .4db
  • .4dd
  • .4d
  • .4mp
  • .abs
  • .abx
  • .accdb
  • .accdc
  • .accde
  • .accdr
  • .accdt
  • .accdw
  • .accft
  • .adn
  • .adp
  • .aft
  • .ahd
  • .alf
  • .ask
  • .awdb
  • .azz
  • .bdb
  • .bib
  • .bnd
  • .bok
  • .btr
  • .cdb
  • .cdb
  • .cdb
  • .ckp
  • .clkw
  • .cma
  • .crd
  • .daconnections
  • .dacpac
  • .dad
  • .dadiagrams
  • .daf
  • .daschema
  • .db
  • .db-shm
  • .db-wa
  • .db2
  • .db3
  • .dbc
  • .dbf
  • .dbf
  • .dbk
  • .dbs
  • .dbt
  • .dbv
  • .dbx
  • .dcb
  • .dct
  • .dcx
  • .dd
  • .df1
  • .dmo
  • .dnc
  • .dp1
  • .dqy
  • .dsk
  • .dsn
  • .dta
  • .dtsx
  • .dx
  • .eco
  • .ecx
  • .edb
  • .emd
  • .eq
  • .fcd
  • .fdb
  • .fic
  • .fid
  • .fi
  • .fm5
  • .fmp
  • .fmp12
  • .fmps
  • .fo
  • .fp3
  • .fp4
  • .fp5
  • .fp7
  • .fpt
  • .fzb
  • .fzv
  • .gdb
  • .gwi
  • .hdb
  • .his
  • .ib
  • .idc
  • .ihx
  • .itdb
  • .itw
  • .jtx
  • .kdb
  • .lgc
  • .maq
  • .mdb
  • .mdbhtm
  • .mdf
  • .mdn
  • .mdt
  • .mrg
  • .mud
  • .mwb
  • .myd
  • .ndf
  • .ns2
  • .ns3
  • .ns4
  • .nsf
  • .nv2
  • .nyf
  • .oce
  • .odb
  • .oqy
  • .ora
  • .orx
  • .owc
  • .owg
  • .oyx
  • .p96
  • .p97
  • .pan
  • .pdb
  • .pdm
  • .phm
  • .pnz
  • .pth
  • .pwa
  • .qpx
  • .qry
  • .qvd
  • .rctd
  • .rdb
  • .rpd
  • .rsd
  • .sbf
  • .sdb
  • .sdf
  • .spq
  • .sqb
  • .sq
  • .sqlite
  • .sqlite3
  • .sqlitedb
  • .str
  • .tcx
  • .tdt
  • .te
  • .teacher
  • .tmd
  • .trm
  • .udb
  • .usr
  • .v12
  • .vdb
  • .vpd
  • .wdb
  • .wmdb
  • .xdb
  • .xld
  • .xlgc
  • .zdb
  • .zdc

マルウェアは、以下の名称を利用して暗号化されたファイルのファイル名を改称します。

  • {FileName.FileExtension}.490

マルウェアが作成する以下のファイルは、脅迫状です。

  • {folders containing encrypted files}\free_files!.html

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.580.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2017年8月7日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.581.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2017年8月8日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
    • CertificatesCheck = "%System Root%\Users\Public\{Malware File Name}.exe"

手順 5

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Terminal Server Client
    • Servers

手順 6

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\__t{Random Characters}.tmp.bat
  • %System Root%\Users\Public\{GUID}

手順 7

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「RANSOM_FAKEGLOBE.C」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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