解析者: Ryan Paolo Maglaque   

 別名:

Ransom.CryptoBubble(Quickheal);Ransom.Bubble(Malwarebytes)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、自身のSMTPエンジンを用いて特定のメールアドレスに収集した情報を送信します。

  詳細

ファイルサイズ 473,600 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2017年6月27日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, 情報収集, メッセージボックスの表示

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
preventivo.pdf = {Malware path}

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\WinNT
SerialNumber = {key}

情報収集

マルウェアは、自身のSMTPエンジンを用いて特定のメールアドレスに収集した情報を送信します。

マルウェアは、SMTPを用いて、自身が収集した情報を以下のEメールアドレスに送信します。

  • bubble_lck@{BLOCKED}l.com

ランサムウェアの不正活動

マルウェアは、以下の文字列を含むファイルを暗号化します。

  • .png
  • .jpeg
  • .jpg
  • .3gp
  • .bmp
  • .tiff
  • .mp4
  • .mov
  • .mpeg
  • .avi
  • .zip
  • .doc
  • .docx
  • .docm
  • .pdf
  • .xls
  • .xlsm
  • .xlsx
  • .mdb
  • .accdb
  • .accdt
  • .dwg
  • .cdr
  • .rar
  • .odt
  • .ods
  • .odg
  • .odp
  • .odb
  • .odf
  • .otg
  • .otp
  • .ott
  • .csv
  • .txt
  • .mp3
  • .ac3
  • .mid
  • .wav
  • .DivX
  • .mpg
  • .ogv
  • .ogg

マルウェアは、以下のディレクトリ内で確認されたファイルを暗号化します。

  • MyPictures
  • Personal
  • MyVideos
  • MyMusic
  • Desktop

マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。

  • .bubble

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.500.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2017年6月28日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.501.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2017年6月29日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • preventivo.pdf = {Malware path}
  • In HKEY_CURRENT_USER\WinNT
    • SerialNumber = {key}

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「RANSOM_BUBBLE.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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