解析者: Jeffrey Francis Bonaobra   
 別名:

Ransom:Linux/Royal.A!MTB (MICROSOFT), UDS:Trojan-Ransom.Linux.Royal.a (KASPERSKY)

 プラットフォーム:

Linux

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    身代金要求型不正プログラム（ランサムウェア）

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

身代金要求文書のファイルを作成します。

  詳細

ファイルサイズ 2,558,055 bytes
タイプ ELF
メモリ常駐 なし
発見日 2023年2月2日
ペイロード ファイルの作成

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • If the argument -stopvm is used:
    • /bin/sh -c esxcli vm process list > list
    • /bin/sh -c esxcli vm process kill --type=hard --world-id={World ID of the VM to terminate}

その他

マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。

  • required to proceed to its encryption routine:
    • {path} → directory to encrypt
    • -id {32 byte characters} → Victim ID
  • -ep {integer from 0 to 100} → used to define encryption parameter
  • -stopvm → used to terminate VM processes via ESXCLi command
  • -vmonly → used to only encrypt virtual machines
  • -fork → used to create a duplicate child process of itself
  • -logs → used to display activity logs

ランサムウェアの不正活動

マルウェアは、ファイル名に以下の文字列を含むファイルの暗号化はしません。

  • .royal_u
  • .royal_w
  • .sf
  • .v00
  • .b00
  • royal_log_
  • readme

マルウェアは、暗号化されたファイルのファイル名に以下の拡張子を追加します。

  • .royal_u

マルウェアが作成する以下のファイルは、脅迫状です。

  • {Encrypted directory}\readme

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 18.232.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2023年2月2日
VSAPI OPR パターンバージョン 18.233.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2023年2月3日

手順 1

最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Ransom.Linux.ROYAL.THBOBBC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 2

暗号化されたファイルをバックアップから復元します。


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