別名:

HEUR:AdWare.Win32.VKontakteDJ.gen (Kaspersky)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    潜在的に迷惑なアプリケーション

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 5,266,488 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2020年1月24日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • "%System%\wscript.exe" %System Root%\ProgramData\gbkyqloixp.js
  • wscript %System Root%\ProgramData\gbkyqloixp.js

(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ
exit = "1"

HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ
dataIn = "{random characters}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ
data = "0"

HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ
data = "The remote procedure call failed and did not execute. "

HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ
data = ""

マルウェアは、以下のレジストリキーを削除します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ\
data

HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ\
exit

HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ\
dataIn

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %All Users Profile%\gbkyqloixp.js

(註:%All Users Profile%フォルダは、ユーザの共通プロファイルフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\All Users” です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\ProgramData” です。)

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}ates.com

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「PUA.Win32.VKontakteDJ.N」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ
    • exit = "1"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ
    • dataIn = "{random characters}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ
    • data = "0"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ
    • data = "The remote procedure call failed and did not execute. "
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ
    • data = ""

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %All Users Profile%\gbkyqloixp.js

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PUA.Win32.VKontakteDJ.N」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 6

以下の削除されたレジストリキーまたはレジストリ値をバックアップを用いて修復します。

※註:マイクロソフト製品に関連したレジストリキーおよびレジストリ値のみが修復されます。このマルウェアもしくはアドウェア等が同社製品以外のプログラムも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ
    • data
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ
    • exit
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\VKDJ
    • dataIn


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