解析者: Jeffrey Francis Bonaobra   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    潜在的に迷惑なアプリケーション

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 21,499,904 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2022年5月16日

侵入方法

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

プログラムは、以下のファイルを作成します。

  • {Malware File Path}\zlib1.dll
  • {Malware File Path}\VirusScan.dat
  • {Malware File Path}\private.ini
  • {Malware File Path}\sqlite30.dll
  • {Malware File Path}\system.dat
  • {Malware File Path}\user.dat
  • {Malware File Path}\key.dat
  • {Malware File Path}\VirusScan.dll
  • {Malware File Path}\lua5.1.dll
  • {Malware File Path}\HardInfoDll.dll
  • {Malware File Path}\{Malware File Name}.bak
  • {Malware File Path}\zip.dll
  • {Malware File Path}\zlib.dll
  • {Malware File Path}\hcrypt.dll
  • {Malware File Path}\bit.dll
  • {Malware File Path}\hssl.dll
  • {Malware File Path}\htmlayout.dll
  • {Malware File Path}\cpkg.dll
  • {Malware File Path}\{Malware File Name}.ini
  • %User Temp%\Del{random characters}.tmp
  • %User Temp%\~DF{random characters}.TMP

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

プログラムは、以下のプロセスを追加します。

  • "%User Temp%\Del{random characters}.tmp" 252|{Malware File Path}\{Malware File Name}|{Malware File Path}\{Malware File Name}.bak|
  • {Malware File Path}\{Malware File Name}.exe

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
SSAPI パターンバージョン: 2.515.00
SSAPI パターンリリース日: 2022年5月19日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • {Malware File Path}\zlib1.dll
  • {Malware File Path}\VirusScan.dat
  • {Malware File Path}\private.ini
  • {Malware File Path}\sqlite30.dll
  • {Malware File Path}\system.dat
  • {Malware File Path}\user.dat
  • {Malware File Path}\key.dat
  • {Malware File Path}\VirusScan.dll
  • {Malware File Path}\lua5.1.dll
  • {Malware File Path}\HardInfoDll.dll
  • {Malware File Path}\{Malware File Name}.bak
  • {Malware File Path}\zip.dll
  • {Malware File Path}\zlib.dll
  • {Malware File Path}\hcrypt.dll
  • {Malware File Path}\bit.dll
  • {Malware File Path}\hssl.dll
  • {Malware File Path}\htmlayout.dll
  • {Malware File Path}\cpkg.dll
  • {Malware File Path}\{Malware File Name}.ini
  • %User Temp%\Del{random characters}.tmp
  • %User Temp%\~DF{random characters}.TMP

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PUA.Win32.SxPack.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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