プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。
プログラムは、ユーザのInternet Explorer(IE)のスタートページを特定のWebサイトに変更します。これにより、特定のマルウェアを含むWebサイトが表示され、感染コンピュータは、さらなる脅威にさらされる恐れがあります。
侵入方法
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。
インストール
プログラムは、以下のファイルを作成します。
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123\JP\Hao123.ico
- %Desktop%\Hao123.ico
(註:%User Profile%フォルダは、現在ログオンしているユーザのプロファイルフォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>" です。. %Desktop%フォルダは、現在ログオンしているユーザのデスクトップです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Desktop" です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\Desktop" です。)
プログラムは、以下のフォルダを作成します。
- %User Profile%\Documents\Baidu
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123\JP
(註:%User Profile%フォルダは、現在ログオンしているユーザのプロファイルフォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>" です。)
Webブラウザのホームページおよび検索ページの変更
プログラムは、ユーザのIEのスタートページを以下のWebサイトに変更します。
- http://jp.{BLOCKED}3.com/?tn=ime_inner_hp_13_{BLOCKED}ss_platform&
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123\JP\Hao123.ico
- %Desktop%\Hao123.ico
マルウェアのコンポーネントファイルの削除:
Windows 2000、XP および Server 2003 の場合: - [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。
- [ファイル名のすべてまたは一部]に以下のファイル名を入力してください。
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123\JP\Hao123.ico
- %Desktop%\Hao123.ico
- [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。
- 検索が終了したら、ファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。
註:ファイル名の入力欄のタイトルは、Windowsのバージョンによって異なります。(例:ファイルやフォルダ名の検索の場合やファイル名のすべてまたは一部での検索)
Windows Vista、7、Server 2008、8、8.1 および Server 2012 の場合: - Windowsエクスプローラ画面を開きます。
- Windows Vista、7 および Server 2008 の場合:
- Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合:
- 画面の左下隅を右クリックし、[エクスプローラー]を選択します。
- [コンピューターの検索]に、以下を入力します。
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123\JP\Hao123.ico
- %Desktop%\Hao123.ico
- ファイルが表示されたら、そのファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。
註:Windows 7 において上記の手順が正しく行われない場合、マイクロソフトのWebサイトをご確認ください。
手順 4
以下のフォルダを検索し削除します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
- %User Profile%\Documents\Baidu
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123\JP
このマルウェアまたはアドウェア等が作成したフォルダの削除:
Windows 2000、XP および Server 2003 の場合: - [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。
- [ファイル名のすべてまたは一部]に、以下のフォルダ名を入力してください。
- %User Profile%\Documents\Baidu
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123\JP
- [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。
- 検索が終了したら、フォルダを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、フォルダが完全に削除されます。
- 残りのフォルダに対して、このマルウェアまたはアドウェア等が作成したフォルダの削除の手順 2.)から 4.)を繰り返してください。
- %User Profile%\Documents\Baidu
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123\JP
註:ファイル名の入力欄のタイトルは、Windowsのバージョンによって異なります。(例:ファイルやフォルダ名の検索の場合やファイル名のすべてまたは一部での検索)
Windows Vista、7、Server 2008、8、8.1 および Server 2012 の場合: - Windowsエクスプローラ画面を開きます。
- Windows Vista、7 および Server 2008 の場合:
- Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合:
- 画面の左隅を右クリックし、[エクスプローラー]を選択します。
- [コンピューターの検索]に、以下を入力します。
- %User Profile%\Documents\Baidu
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123\JP
- 検索が終了したら、そのファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、フォルダが完全に削除されます。
- 残りのフォルダに対して、このマルウェアまたはアドウェア等が作成したフォルダの削除の手順 2.)から 3.)を繰り返してください。
- %User Profile%\Documents\Baidu
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123
- %User Profile%\Documents\Baidu\Hao123\JP
註:Windows 7 において上記の手順が正しく行われない場合、マイクロソフトのWebサイトをご確認ください。
手順 5
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PUA.WIN32.STARTPAGE.AB」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 6
Internet Explorer(IE)のスタートページおよび検索ページの設定を修正します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
Internet Explorer(IE)のスタートページおよび検索ページのリセット:
- IEのウインドウを全て閉じてください。
- コントロールパネルを開きます。
• Windows 2000、XP および Server 2003 の場合:[スタート]-[コントロールパネル]をクリックします。
• Windows Vista、7 および Server 2008 の場合:[スタート]-[コントロールパネル]をクリックし、[ネットワークとインターネット]を選択します。 • Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合:画面の左下隅を右クリックし、[コントロールパネル]を選択。[ネットワークとインターネット]を選択します。 - [インターネットオプション]アイコンをダブルクリックします。
- [インターネットのプロパティ]画面で、[プログラム]タブをクリックします。
(註:Internet Explorer 7 (IE7)の場合、[詳細設定]タブをクリックします。) - [Webの設定のリセット]ボタンをクリックします。
(註:Internet Explorer 7 (IE7)および 10(IE10)の場合、[Internet Explorer の設定をリセットします]-[リセット]ボタンをクリックします。これにより、IEの設定が初期設定にリセットされます。) - [ホームページもリセットする]にチェックを入れ、[はい]をクリックします。
- [インターネットのプロパティ]画面で[OK]をクリックし、閉じます。
ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください