解析者: John Rainier Navato   

 別名:

HackTool:Win32/Keygen (MICROSOFT)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    潜在的に迷惑なアプリケーション

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

プログラムは、ワーム活動の機能を備えていません。

プログラムは、バックドア活動の機能を備えていません。

  詳細

ファイルサイズ 1,905,664 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2023年11月10日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

プログラムは、以下のコンポーネントファイルを作成します。

  • %User Temp%\dup2patcher.dll
  • %User Temp%\bassmod.dll

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

感染活動

プログラムは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

プログラムは、バックドア活動の機能を備えていません。

ルートキット機能

プログラムは、ルートキット機能を備えていません。

その他

プログラムは、以下を実行します。

  • It displays the following GUI:

  • It modifies the following files when Patch button is clicked:
    • %Program Files%\Print2CAD 2017\pvgviewdxfp2c.exe
    • %Program Files%\Print2CAD 2017\IP2Lib32.dll
  • If the file to be patched is not found, it will ask the user to redirect to the correct path of the file:
  • It displays the following output in a command prompt window:
  • It requires to be executed as an administrator.
  • It requires the following software installed to properly execute its intended routine:
    • PrintCAD 2017 8th 15.xx
  • It is used to patch the software by generating a license key.

マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。

  • /help → displays the help menu in a command prompt window.
  • /silent → no window GUI, no input
  • /overwrite → overwrite existing files during file attachment export
  • /backup → make backup of every file which is patched
  • /startupworkdir {Directory} → set working directory for the patcher
  • /setvar {Content} → set content of %dup2_cmd_var%

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
SSAPI パターンバージョン: 2.677.00
SSAPI パターンリリース日: 2023年11月23日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %User Temp%\dup2patcher.dll
  • %User Temp%\bassmod.dll

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PUA.Win32.Keygen.CRRO」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 5

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。マイクロソフト製品に関連したファイルのみに修復されます。このマルウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。


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