PHP_PBOT.MS
Backdoor:PHP/Hiebot.E (Microsoft); PHP/IRCBOT.FP (AntiVir); Backdoor.PHP.Pbot.A (BitDefender); PHP/Pbot.B!tr (Fortinet); Backdoor.PHP.Pbot (Ikarus)
Windows
マルウェアタイプ:
バックドア型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。
マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。 これは、トレンドマイクロの製品では、特定の不正活動を実行するファイルの検出名となります。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。
- {malware path}/var/tmp/lol.txt
- {malware path}/tmp/lol.txt
- {malware path}/tmp.txt
その他
マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- http://{BLOCKED}a.com//ams/ambroll/lol.txt
マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。
これは、トレンドマイクロの製品では、以下の検出名となります。
- PHP scripts in compromised Web servers that wait for a connection from a remote host. Backdoor commands are passed as parameters to HTTP requests.
ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
これは、トレンドマイクロの製品では、リモートホストからのアクセスを待つ改ざんされたWebサーバ内のPHPスクリプトの検出となります。HTTPリクエストのパラメータとしてバックドアコマンドが渡されます。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム（OS）の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル／フォルダ／レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。
手順 4
以下のファイルを検索し削除します。
- {malware path}/var/tmp/lol.txt
- {malware path}/tmp/lol.txt
- {malware path}/tmp.txt
手順 5
最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「PHP_PBOT.MS」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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