解析者: Homer Pacag   

 別名:

Virus:Win32/Expiro.DL (Microsoft); W32.Xpiro.F(Symantec); W32/Expiro.NT!tr(Fortinet); Virus.Win32.Expiro.nt(Kaspersky)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    ファイル感染型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, ファイルに感染

ウイルスは、対象とするファイルの末尾に自身のコードを追加して感染活動を行います。 ウイルスは、上記ファイルにコードを挿入し、特定のファイル形式に感染します。

ウイルスは、Internet Explorer(IE)のゾーン設定を変更します。

  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2015年2月11日

侵入方法

ウイルスは、以下の方法でコンピュータに侵入します。

  • may arrive in the system when infected files are executed
  • may be downloaded unknowingly when visiting malicious websites

インストール

ウイルスは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • kkq-vx_mtx1
  • kkq-vx_mtx35
  • gazavat-svc

ファイル感染

ウイルスは、対象とするファイルの末尾に自身のコードを追加して感染活動を行います。

ウイルスは、上記のファイルにコードを挿入し、以下の拡張子を持つファイルに感染します。

  • .EXE

Webブラウザのホームページおよび検索ページの変更

ウイルスは、IEのゾーン設定を変更します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 11.202.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年10月10日
VSAPI OPR パターンバージョン 11.203.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年10月10日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PE_EXPIRO.RAQ」と検出したファイルの駆除を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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