解析者: Erika Bianca Mendoza   
 更新者 : Jasen Sumalapao

 別名:

Virus:Win32/Expiro.S (Microsoft), Virus.Win32.Expiro.w (Kaspersky), W32.Xpiro.D (Symantec), W32/Expiro.gen.h (NAI), W32/Expiro-H (Sophos), Win32.Expiro.W (FSecure), Virus.Win32.Expiro.i (v) (Sunbelt), W32/Expiro.E (Antivir), W32/Expiro.O (Authentium), Win32.Expiro.W (Bitdefender), W32.Expiro-15 (Clamav), W32/Expiro.W (Fortinet), W32/Expiro.O (Fprot), Virus.Win32.Expiro (Ikarus), a variant of Win32/Expiro.T virus (NOD32), W32/Expiro.gen (Panda), Virus.Win32.Expiro.SEP.4 (VBA32)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    ファイル感染型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, ファイルに感染

ウイルスは、標的とするファイルの末尾に自身のコードを追加して感染活動を行います。 ウイルスは、上記ファイルにコードを挿入し、特定のファイル形式に感染します。

ウイルスは、Internet Explorer(IE)のゾーン設定を変更します。

  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2011年3月30日

侵入方法

ウイルスは、以下の方法でコンピュータに侵入します。

  • may arrive in the system when infected files are executed
  • may be downloaded unknowingly when visiting malicious websites

インストール

ウイルスは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • kkq-vx_mtx1
  • kkq-vx_mtx{random number}
  • gazavat-svc
  • gazavat-svc_{random number}

自動実行方法

ウイルスは、以下のファイルを作成します。

  • %Application Data%\{random}.dll - non-malicious

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。)

ファイル感染

ウイルスは、標的とするファイルの末尾に自身のコードを追加して感染活動を行います。

ウイルスは、上記のファイルにコードを挿入し、以下の拡張子を持つファイルに感染します。

  • .EXE

Webブラウザのホームページおよび検索ページの変更

ウイルスは、IEのゾーン設定を変更します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 7.940.16
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年3月30日
VSAPI OPR パターンバージョン 7.941.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年3月31日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Application Data%\{random}.dll

手順 3

Internet Explorer(IE)のセキュリティ設定を修正します。

[ 詳細 ]

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PE_EXPIRO.RAP」と検出したファイルの駆除を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください