別名:

Virus:Win32/Delf.L (Microsoft); W32/Generic.Delphi.b (McAfee); W32.Lawker (Symantec); Virus.Win32.Delf.aa (Kaspersky); BehavesLike.Win32.Malware.see (mx-v) (Sunbelt); Worm/Delf.JV (AVG)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    ファイル感染型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 606,074 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2015年7月11日

侵入方法

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

ウイルスは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Microsoft Network Detection = "%System%\ntdetect.exe"

他のシステム変更

ウイルスは、以下のファイルを削除します。

  • %System%\AUTOEXEC.NT

(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

ウイルスは、以下のレジストリキーを削除します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\RunOnce

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\RunOnceEx

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\McShield\Security

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\McShield\Performance

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\McShield

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\Kavsvc\Enum

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\Kavsvc\Security

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\Kavsvc

作成活動

ウイルスは、以下のファイルを作成します。

  • %System%\ntdetect.exe
  • %User Temp%\{malware path and file name}~.exe
  • %System%\temp$.txt
  • %User Temp%\temp.exe
  • %System%\com.dll

(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.. %User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.750

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • Microsoft Network Detection = "%System%\ntdetect.exe"

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System%\ntdetect.exe
  • %User Temp%\{malware path and file name}~.exe
  • %System%\temp$.txt
  • %User Temp%\temp.exe
  • %System%\com.dll

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PE_BLACKRID.A」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 6

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %System%\AUTOEXEC.NT

手順 7

以下の削除されたレジストリキーまたはレジストリ値をバックアップを用いて修復します。

※註:マイクロソフト製品に関連したレジストリキーおよびレジストリ値のみが修復されます。このマルウェアもしくはアドウェア等が同社製品以外のプログラムも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion
    • RunOnce
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion
    • RunOnceEx
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\McShield
    • Security
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\McShield
    • Performance
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
    • McShield
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Kavsvc
    • Enum
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Kavsvc
    • Security
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
    • Kavsvc


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください