解析者: Michael Cabel   

 別名:

Symantec: Trojan.Malscript; Mcafee: Exploit-CVE2010-3962; Microsoft: Exploit:Win32/CVE-2010-3962.A

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

マルウェアは、ソフトウェア内の脆弱性を利用します。これにより、不正リモートユーザまたはマルウェア等は、感染したコンピュータにファイルをダウンロードすることが可能となります。

  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ JS
メモリ常駐 なし
発見日 2010年12月16日
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のソフトウェア内の脆弱性を利用します。これにより、不正リモートユーザまたはマルウェア等は、感染したコンピュータにファイルをダウンロードすることが可能となります。

  • CVE-2010-3962

その他

セキュリティ対策の面からも以下の説明をご参照ください。

その他

マルウェアは、上記の脆弱性を利用すると、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードします。

  • http://login.live.com.{BLOCKED}word.com/update.exe

ただし、情報公開日現在、上記Webサイトはアクセス不能のようです。

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 7.704.14
初回 VSAPI パターンリリース日 2010年12月17日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「JS_SHELLCOD.GU」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 4

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。  http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/MS10-090.mspx


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