JS_LOCKY.DLDSAQG
JS.DownLoader.2699 (DrWeb); JS.Trojan-Downloader.Nemucod.oe (Baidu); JS/Nemucod.jg (McAfee); JS/Nemucod.ACD5!tr.dldr (Fortinet)
Windows
マルウェアタイプ:
トロイの木馬型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。
- %User Temp%\gTGXmXt1
- %User Temp%\gTGXmXt2
- %User Temp%\gTGXmXt3
- %User Temp%\gTGXmXt4
- %User Temp%\gTGXmXt5
- %User Temp%\gTGXmXt6
- %User Temp%\gTGXmXt1.dll
- %User Temp%\gTGXmXt2.dll
- %User Temp%\gTGXmXt3.dll
- %User Temp%\gTGXmXt4.dll
- %User Temp%\gTGXmXt5.dll
- %User Temp%\gTGXmXt6.dll
(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)
マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。
その他
マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- http://{BLOCKED}e.com/0ftce4?MnDwHoHT=jByKkCnedM
- http://{BLOCKED}consulting.at/0ftce4?MnDwHoHT=jByKkCnedM
- http://{BLOCKED}astation.com/0ftce4?MnDwHoHT=jByKkCnedM
- http://{BLOCKED}z.com/0ftce4?MnDwHoHT=jByKkCnedM
- http://{BLOCKED}awgi.com/0ftce4?MnDwHoHT=jByKkCnedM
- http://{BLOCKED}eol.net/0ftce4?MnDwHoHT=jByKkCnedM
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
「JS_LOCKY.DLDSAQG」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 4
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Temp%\gTGXmXt1
- %User Temp%\gTGXmXt2
- %User Temp%\gTGXmXt3
- %User Temp%\gTGXmXt4
- %User Temp%\gTGXmXt5
- %User Temp%\gTGXmXt6
- %User Temp%\gTGXmXt1.dll
- %User Temp%\gTGXmXt2.dll
- %User Temp%\gTGXmXt3.dll
- %User Temp%\gTGXmXt4.dll
- %User Temp%\gTGXmXt5.dll
- %User Temp%\gTGXmXt6.dll
手順 5
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「JS_LOCKY.DLDSAQG」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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