プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    ワーム

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 物理ドライブまたはリムーバブルドライブ経由による侵入, リムーバブルドライブを介した感染活動

ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 44,639 bytes
タイプ JS
メモリ常駐 はい
発見日 2014年10月30日
ペイロード システム情報の収集

侵入方法

ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下として自身のコピーを作成し、実行します。

  • %User Profile%\{random folder name}\{random string}.js
  • %Application Data%\{random folder name}\{random string}.js

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。. %Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。)

ワームは、以下のコンポーネントファイルを作成します。

  • {removable drive}\{user file or folder name}.lnk - detected as LNK_BONDAT.SM.

    These are shortcut files pointing to the malware's dropped copy in removable drive

ワームは、以下の無害なファイルを作成します。

  • %User Profile%\{random folder name}\{string 1}{string 2}{32, 64 or blank}.exe such as intelmon32.exe - copy of the legitimate wscript.exe that is used to execute JS_BONDAT.F
    where {string 1} can be any of the following:
    • win
    • cmd
    • disk
    • dsk
    • ms
    • hp
    • intel
    • amd
    • dll
    • tcp
    • udp
    where {string 2} can be any of the following:
    • process
    • proc
    • monitor
    • mon
    • sys
    • host
    • mgr
    • update
    • updater

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。)

ワームは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Profile%\{random folder name}
  • %Application Data%\{random folder name}

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。. %Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。)

自動実行方法

ワームは、<User Startup>フォルダ内に、自身のコピーに誘導する以下のショートカットを作成します。これにより、Windows起動時に自身のコピーが自動実行されます。

  • Windows Explorer.lnk - detected as LNK_BONDAT.SM0

他のシステム変更

ワームは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced
Hidden = "2"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced
ShowSuperHidden = "0"

感染活動

ワームは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下のフォルダを作成します。

  • {removable drive}\.Trashes
  • {removable drive}\.Trashes\{random number}

ワームは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下として自身のコピーを作成します。

  • {removable drive}\.Trashes\{random number}\{random string}.js

情報漏えい

ワームは、以下の情報を収集します。

  • user name
  • computer name
  • OS Version
  • Language
  • content of the registry HKLM\Software\Microsoft\Windows NT CurrentVersion\ProductID

情報収集

ワームは、HTTPポスト を介して、収集した情報を以下のURLに送信します。

  • http://www2.{BLOCKED}connect.com
  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.3.136
  • http://static.{BLOCKED}kweb.net

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 11.244.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年10月30日
VSAPI OPR パターンバージョン 11.245.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年10月31日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

この「JS_BONDAT.F」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。(註:以下のマルウェアもしくはアドウェア等がすでに削除されている場合は、本手順は行う必要はありません。)

     
    • LNK_BONDAT.SM
    • LNK_BONDAT.SM0

手順 3

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「JS_BONDAT.F」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 4

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 5

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced
    • Hidden = "2"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced
    • ShowSuperHidden = "0"

手順 6

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Application Data%\{random folder name}
  • %User Profile%\{random folder name}
  • {removable drive}\.Trashes\{random number}

手順 7

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「JS_BONDAT.F」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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