解析者: Rika Joi Gregorio   

 別名:

Exploit:Java/CVE-2012-1723(Microsoft), JV/Exploit-Blacole.t(McAfee), Exploit.Java.CVE-2012(Ikarus), Java/Exploit.CVE-2012-1723.CU trojan(Eset)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

マルウェアは、特定のWebサイトからファイルをダウンロードし、ファイル名を変更した後、感染コンピュータ内に保存します。 マルウェアは、ソフトウェア内の脆弱性を利用します。これにより、不正リモートユーザまたはマルウェア等は、感染したコンピュータにファイルをダウンロードすることが可能となります。

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

  詳細

ファイルサイズ 16,231 bytes
タイプ JAR
発見日 2013年12月23日
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトからファイルをダウンロードし、ファイル名を変更した後、感染コンピュータ内に保存します。

  • http://{URL}?asd=12gqw

マルウェアは、以下のソフトウェア内の脆弱性を利用します。これにより、不正リモートユーザまたはマルウェア等は、感染したコンピュータにファイルをダウンロードすることが可能となります。

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Temp%\awt43abr.exe
  • %User Temp%\berstrestvers.exe
  • %User Temp%\bawt34tv.exe
  • %User Temp%\tab4vrtve.exe
  • %User Temp%\wgsdgsdgdsgsd.exe
  • %User Temp%\ab43yctewatv.exe
  • %User Temp%\a43vtzgbdgv.exe
  • %User Temp%\atv4tvq34.exe
  • %User Temp%\bg34dfbewgba4.exe
  • %User Temp%\av4a43by4ayb.exe

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

その他

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

マルウェアは、以下のコマンドを利用してダウンロードしたファイルを実行します。

  • regsvr32 -s %User Temp%\{file name}.exe
  • %User Temp%\{file name}.exe

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

「{URL}」は、"njinjinjib.class"の読み込まれたリソースによって渡されます。

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 10.498.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年12月26日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.499.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年12月27日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %User Temp%\a43vtzgbdgv.exe
  • %User Temp%\ab43yctewatv.exe
  • %User Temp%\atv4tvq34.exe
  • %User Temp%\av4a43by4ayb.exe
  • %User Temp%\awt43abr.exe
  • %User Temp%\bawt34tv.exe
  • %User Temp%\berstrestvers.exe
  • %User Temp%\bg34dfbewgba4.exe
  • %User Temp%\tab4vrtve.exe
  • %User Temp%\wgsdgsdgdsgsd.exe

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「JAVA_EXPLOYT.LH」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 5

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。


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