解析者: Erika Bianca Mendoza   
 更新者 : Kathleen Notario

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。

マルウェアは、Javaの脆弱性を利用して不正なファイルを作成します。マルウェアは、作成したファイルを感染コンピュータ上で実行します。

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

マルウェアは、作成したファイルを実行します。

  詳細

ファイルサイズ 1,377 bytes
タイプ Java Class
発見日 2011年12月10日

侵入方法

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\~spawn{random numbers}.tmp.dir\ATxBtCuy.exe - detected by Trend Micro as TROJ_PPOINTER.SM
  • %User Temp%\~spawn{random numbers2}.tmp.dir\ATxBtCuy.exe - detected by Trend Micro as TROJ_PPOINTER.SM

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Temp%\~spawn{random numbers}.tmp.dir
  • %User Temp%\~spawn{random numbers2}.tmp.dir

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

作成活動

マルウェアは、作成したファイルを実行します。

その他

セキュリティ対策の面からも以下の説明をご参照ください。

その他

マルウェアは、以下のJavaの脆弱性を利用します。

セキュリティ対策の面からも以下の説明を参照してください。

このJava Applet(Javaアプレット)は、ファイル名とコンピュータに作成された回数を識別する "metasploit.DAT" を含みます。

以下は、"metasploit.DAT" の内容のサンプルです。

Spawn=2 Executable=ATxBtCuy.exe

実行ファイル "ATxBtCuy.EXE" は、Javaアーカイブ(JAR)ファイルに含まれています。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.634.07
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年12月10日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.635.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年12月10日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「JAVA_DLOAD.ZZC」 が作成またはダウンロードした不正なファイルを削除します。

手順 3

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %User Temp%\~spawn{random numbers}.tmp.dir
  • %User Temp%\~spawn{random numbers2}.tmp.dir

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「JAVA_DLOAD.ZZC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

註:

セキュリティ対策の面からも以下の説明を参照し、脆弱性を修正してください。


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