解析者: Sabrina Lei Sioting   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、リモートサイトから他のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、特定の脆弱性を利用した感染活動を実行します。

  詳細

ファイルサイズ 18,670 bytes
タイプ JAR
発見日 2012年5月2日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、リモートサイトから以下のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

  • http:// {BLOCKED}.76.246/Edu.jar
  • http://{BLOCKED}0.168/Edu.jar

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。

  • http://{BLOCKED}0.168/q.php?f=f821b&e=0

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Temp%\hnszs0.exe - detected as TROJ_INJECTO.VE

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

その他

マルウェアは、以下の脆弱性を利用して感染活動を実行します。

マルウェアは、攻撃ツールである「Blackhole Exploit Kit」のコンポーネントで、ファイルの作成とダウンロードに利用されます。

マルウェアは、自身を機能させるために他のコンポーネントを必要とします。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
VSAPI OPR パターンバージョン 8.967.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年5月3日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

この「JAVA_BLACOLE.RCC」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

手順 3

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「JAVA_BLACOLE.RCC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 5

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。


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