解析者: Pearl Charlaine Espejo   

 別名:

Mal/Runbat-A (Sophos); INF/Autorun.a (McAfee)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、ユーザがドライブにアクセスすると、ファイルを自動的に実行します。

  詳細

ファイルサイズ 7,180 bytes
タイプ INF
メモリ常駐 なし
発見日 2016年9月27日

侵入方法

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  • variants of WORM_PHORPIEX

感染活動

上記INFファイルには、以下の文字列が含まれています。

{garbage}
[autorun]
{garbage}
icon=%SystemRoot%\system32\SHELL32.dll,4
{garbage}
action=Open folder to view files
{garbage}
shellexecute=Manager.bat
{garbage}
UseAutoPlay=1
{garbage}

その他

マルウェアは、ユーザがドライブにアクセスすると、以下のファイルを自動的に実行します。

  • {drive letter}:\Manager.bat

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 12.818.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2016年10月5日
VSAPI OPR パターンバージョン 12.819.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2016年10月6日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「INF_PHORPIEX.A」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 3

「INF_PHORPIEX.A」が作成した AUTORUN.INF を検索し削除します。このファイルには、以下の文字列が含まれています。

[ 詳細 ]

{garbage}
[autorun]
{garbage}
icon=%SystemRoot%\system32\SHELL32.dll,4
{garbage}
action=Open folder to view files
{garbage}
shellexecute=Manager.bat
{garbage}
UseAutoPlay=1
{garbage}

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「INF_PHORPIEX.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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