解析者: Nikko Tamana   

 別名:

Worm:Win32/Autorun!inf(Microsoft), W32/Autorun-BEK(Sophos), Win32/AutoRun.IRCBot.EM worm(Eset), W32/Autorun.JZO.worm(Panda)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

マルウェアは、他のファイルを作成する機能を備えていません。

マルウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

マルウェアは、ユーザがドライブにアクセスすると、ファイルを自動的に実行します。

  詳細

ファイルサイズ 14,752 bytes
タイプ INF
発見日 2013年2月6日

侵入方法

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  • WORM_IRCBOT.LZC

感染活動

上記INFファイルには、以下の文字列が含まれています。

;{garbage}
[aUToRun]
;{garbage}
OpEN=SYSTEM.EXE
;{garbage}
ICoN=%wINdIr%\\\\sYStEM32\\\\\sHeLL32.dLL,4
;{garbage}
aCTIoN=Open folder and view files using Windows Explorer
;{garbage}
sHeLL\\\\\\oPEN=Open
;{garbage}
ShELL\\\\oPEN\\\cOMMaNd=SYSTEM.EXE
;{garbage}
uSEAUTopLaY = 1
;{garbage}
ShElL\\\\\\eXpLorE\\\CoMmAnD=SYSTEM.EXE
;{garbage}

バックドア活動

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

作成活動

マルウェアは、他のファイルを作成する機能を備えていません。

ダウンロード活動

マルウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

情報漏えい

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

その他

マルウェアは、ユーザがドライブにアクセスすると、以下のファイルを自動的に実行します。

  • {Removable Drive}:\SYSTEM.EXE - detected as WORM_IRCBOT.LZC

マルウェアが自動的に実行するファイルは以下のとおりです。

  • <リムーバブルドライブ>:\SYSTEM.EXE - 「WORM_IRCBOT.LZC」として検出

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 9.736.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年2月18日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.737.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年2月19日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「INF_IRCBOT.LZC」 を作成またはダウンロードする不正なファイルを削除します。

手順 3

「INF_IRCBOT.LZC」が作成した AUTORUN.INF を検索し削除します。このファイルには、以下の文字列が含まれています。

[ 詳細 ]
  • ;{garbage}
  • [aUToRun]
  • ;{garbage}
  • OpEN=SYSTEM.EXE
  • ;{garbage}
  • ICoN=%wINdIr%\\\\\\\sYStEM32\\\\\\\\\sHeLL32.dLL,4
  • ;{garbage}
  • aCTIoN=Open folder and view files using Windows Explorer
  • ;{garbage}
  • sHeLL\\\\\\\\\\\oPEN=Open
  • ;{garbage}
  • ShELL\\\\\\\\oPEN\\\\\\cOMMaNd=SYSTEM.EXE
  • ;{garbage}
  • uSEAUTopLaY = 1
  • ;{garbage}
  • ShElL\\\\\\\\\\\eXpLorE\\\\\\CoMmAnD=SYSTEM.EXE
  • ;{garbage}

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「INF_IRCBOT.LZC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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