解析者: Noel Anthony Llimos   

 別名:

JS/Exploit.q (McAfee), JS/Agent.NNR!tr (Fortinet)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

  詳細

ファイルサイズ 96,751 bytes
メモリ常駐 なし
発見日 2018年1月17日
ペイロード ファイルの作成, ファイルのダウンロード, URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\System32\shell32.dll detected as ← TROJ_STARTER.THBGBH

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Temp%\System32

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。

  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.60.18/?NDY2MjUz&YGcekzkoSzY&aIAZTzw=bWlzc2luZw==&DYazViGTZnQ=bG9jYXRlZA==&evRdtGXw=Y2FwaXRhbA==&vwezWX=YXR0YWNrcw==&qYlYxE=YXR0YWNrcw==&cWtHzRvHTFPQDK=YXR0YWNrcw==&LyObIiBqgc=dW5rbm93bg==&ICdAGwhETKUW=bG9jYXRlZA==&LjUehzEDyO=YXR0YWNrcw==&YQHXJgt=YXR0YWNrcw==&Lsfgd=wHjQMvXcJwDMFYbGMvrESqNbNknQA0KPxpH2_drSdZqxKGni1eb5UUSk6FiCEh3h96Yo&dciyJbezS=bG9jYXRlZA==&kiXXUr=bWlzc2luZw==&zTFEayfExgesp=bG9jYXRlZA==&cKSCrpJViuQfh=dW5rbm93bg==&zvYkEDwaWNM=bWlzc2luZw==&kQjmBbOTr=bWlzc2luZw==&ymPsdP3=fOBYP1GzixDWeAFjlYtfUghA8Kuq2kLVwUSYhJPQrBeMYg919pucHbg_0VT8_-xUdMgX&QkHytjPAmFYY=dW5rbm93bg==

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.912.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2018年1月18日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.913.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2018年1月19日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %User Temp%\{Random Characters}.exe ← Detected as TROJ_RAMNIT.CBQ
  • %User Temp%\System32\shell32.dll detected as ← TROJ_STARTER.THBGBH

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\System32

手順 5

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HTML_EXPLOYT.THAAHH」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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