HKTL_PROXSURF
Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)
マルウェアタイプ:
ハッキングツール
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。
プログラムは、Internet Explorer（IE）のゾーン設定を変更します。
詳細
侵入方法
プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。
インストール
プログラムは、以下のファイルを作成します。
- %User Profile%\PUTTY.RND
- {grayware path}\utmp\{random filenname}
(註：%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞" です。)
プログラムは、以下のフォルダを作成します。
- {grayware path}\utmp
他のシステム変更
プログラムは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
MediaPlayer\Preferences\ProxySettings
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
MediaPlayer\Preferences\ProxySettings\
HTTP
プログラムは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
MediaPlayer\Preferences
UseHTTP = "1"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
MediaPlayer\Preferences
UseTCP = "0"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
MediaPlayer\Preferences
UseUDP = "0"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
MediaPlayer\Preferences
UseMulticast = "0"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
MediaPlayer\Preferences\ProxySettings\
HTTP
ProxyBypass = "0"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
MediaPlayer\Preferences\ProxySettings\
HTTP
ProxyStyle = "1"
プログラムは、以下のレジストリ値を作成し、Windowsのファイアウォールを回避します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\
List
{grayware path}\{grayware filename} = "{grayware path}\{grayware filename}:*:Enable:{grayware filename}"
Webブラウザのホームページおよび検索ページの変更
プログラムは、IEのゾーン設定を変更します。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します｡
最新のバージョン（エンジン、スパイウェアパターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「HKTL_PROXSURF」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。
手順 3
このレジストリキーを削除します。
警告：レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\MediaPlayer\Preferences
- ProxySettings
- ProxySettings
手順 4
このレジストリ値を削除します。
警告：レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\List
- {grayware path}\{grayware filename} = "{grayware path}\{grayware filename}:*:Enable:{grayware filename}"
- {grayware path}\{grayware filename} = "{grayware path}\{grayware filename}:*:Enable:{grayware filename}"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\MediaPlayer\Preferences
- UseHTTP = "1"
- UseHTTP = "1"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\MediaPlayer\Preferences
- UseTCP = "0"
- UseTCP = "0"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\MediaPlayer\Preferences
- UseUDP = "0"
- UseUDP = "0"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\MediaPlayer\Preferences
- UseMulticast = "0"
- UseMulticast = "0"
手順 5
以下のフォルダを検索し削除します。
- {grayware path}\utmp
手順 6
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Profile%\\PUTTY.RND
手順 7
Internet Explorer（IE）のセキュリティ設定を修正します。
手順 8
最新のバージョン（エンジン、スパイウェアパターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、スパイウェア検索を実行してください。「HKTL_PROXSURF」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 9
トレンドマイクロモバイル機器用セキュリティ対策対応方法
「ウイルスバスター モバイル for Android™」 は、不正なアプリケーションやトロイの木馬化されたアプリケーションからAndroid OSに対応したモバイル機器を保護します。「不正アプリ対策」機能は不正なアプリケーションやトロイの木馬化されたアプリケーションがダウンロードされた場合にそれらを検出します。また、「Web脅威対策」機能で、Android端末用Webブラウザの不正なWebサイトへのアクセスをブロックします。
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