HKTL_MTPRIVER
2012年10月9日
プラットフォーム:
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
危険度:
感染確認数:
システムへの影響:
情報漏えい:
マルウェアタイプ:
ハッキングツール
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
なし
感染報告の有無 :
はい
概要
これは、ネットワークの機能およびユーザーアカウントの機能、システムコントロールの機能を担うためのツールです。
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
ファイルサイズ 37,435 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2011年8月5日
侵入方法
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
その他
これは、ネットワーク機能およびユーザーアカウント機能、システムコントロール機能を備えるツールです。
プログラムは、Symantecのリモートコントロールソリューション「PcAnywhere」のパスワードを解読したり、リモートコンピュータのログインパスワードを検索したり、特定のファイルの作成日時、最終アクセス日時、最終更新日時を設定したりします。
プログラムは、以下の機能を備えます。
ネットワーク機能
- cb - Shellへの接続
- wget - HTTP経由のファイルの取得
- bypass - IPSecを利用し、Windows ファイアウォールの回避
ユーザーアカウント機能
- chkuser - ユーザーアカウントのSDIの確認
- clone - ユーザーアカウントの複製
システムコントロール機能
- su - 管理権限の取得
- logoff - Windowsのログオフ
- reboot - コンピュータの再起動
- shutdown - コンピュータのシャットダウン
- poweroff - コンピュータの電源オフ
- pslist - プロセスの一覧の表示
- pskill - プロセスの強制終了
- sysinfo - システムに関する情報の表示
- setupts - ターミナルサービスのインストール
- chkts - ターミナルサービスに関する情報の収集
その他の機能
- pcanywhere - 「PcAnywhere」のパスワードファイルの解読
- findpass - リモートコンピュータのログインパスワードの検索(Windows XP-SP2/2k3-SP1を除く)
- touch - 特定のファイルの作成日時や最終アクセス日時、最終更新日時の設定
対応方法
対応検索エンジン: 8.900
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HKTL_MTPRIVER」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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