解析者: Michael Cabel   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    ハッキングツール

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

これは、ネットワークの機能およびユーザーアカウントの機能、システムコントロールの機能を担うためのツールです。

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 37,435 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2011年8月5日

侵入方法

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

その他

これは、ネットワーク機能およびユーザーアカウント機能、システムコントロール機能を備えるツールです。

プログラムは、Symantecのリモートコントロールソリューション「PcAnywhere」のパスワードを解読したり、リモートコンピュータのログインパスワードを検索したり、特定のファイルの作成日時、最終アクセス日時、最終更新日時を設定したりします。


プログラムは、以下の機能を備えます。

ネットワーク機能
  • cb - Shellへの接続
  • wget - HTTP経由のファイルの取得
  • bypass - IPSecを利用し、Windows ファイアウォールの回避

ユーザーアカウント機能
  • chkuser - ユーザーアカウントのSDIの確認
  • clone - ユーザーアカウントの複製

システムコントロール機能
  • su - 管理権限の取得
  • logoff - Windowsのログオフ
  • reboot - コンピュータの再起動
  • shutdown - コンピュータのシャットダウン
  • poweroff - コンピュータの電源オフ
  • pslist - プロセスの一覧の表示
  • pskill - プロセスの強制終了
  • sysinfo - システムに関する情報の表示
  • setupts - ターミナルサービスのインストール
  • chkts - ターミナルサービスに関する情報の収集

その他の機能
  • pcanywhere - 「PcAnywhere」のパスワードファイルの解読
  • findpass - リモートコンピュータのログインパスワードの検索(Windows XP-SP2/2k3-SP1を除く)
  • touch - 特定のファイルの作成日時や最終アクセス日時、最終更新日時の設定

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HKTL_MTPRIVER」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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