解析者: Michael Jay Villanueva   

 別名:

Tool.BtcMine.812 (DrWeb); Win64/BitCoinMiner.AP (ESET-NOD32); not-a-virus:RiskTool.Win64.BitCoinMiner.bcr (Kaspersky)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    ハッキングツール

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

プログラムは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

プログラムは、ワーム活動の機能を備えていません。

プログラムは、バックドア活動の機能を備えていません。

プログラムは、ダウンロードする機能を備えていません。

  詳細

ファイルサイズ 3,092,480 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2016年10月25日
ペイロード ウインドウの表示

侵入方法

プログラムは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

感染活動

プログラムは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

プログラムは、バックドア活動の機能を備えていません。

ダウンロード活動

プログラムは、ダウンロードする機能を備えていません。

プログラムは、以下のパラメータを受け取ります。

  • -a, --algo=ALGO 使用するアルゴリズムを指定する。ユーザは以下のアルゴリズムから選択することができる。
    • scrypt -> scrypt(1024, 1, 1) (default)
    • scrypt:N -> scrypt(N, 1, 1)
    • sha256d -> SHA-256d
    • anime -> Animecoin
    • axiom -> Axiom MemoHash
    • blake -> Blake-256 (SFR)
    • blakecoin -> Blakecoin
    • blake2s -> Blake-2 S
    • bmw -> BMW 256
    • c11/flax -> C11
    • cryptonight -> CryptoNight
    • dmd-gr -> Diamond-Groestl
    • drop -> Dropcoin
    • fresh -> Fresh
    • groestl -> GroestlCoin
    • heavy -> Heavy
    • keccak -> Keccak
    • luffa -> Luffa
    • lyra2 -> Lyra2RE
    • myr-gr -> Myriad-Groestl
    • neoscrypt -> NeoScrypt(128, 2, 1)
    • nist5 -> Nist5
    • pluck -> Pluck:128 (Supcoin)
    • pentablake -> Pentablake
    • quark -> Quark
    • qubit -> Qubit
    • shavite3 -> Shavite3
    • skein -> Skein+Sha (Skeincoin)
    • skein2 -> Double Skein (Woodcoin)
    • s3 -> S3
    • x11 -> X11
    • x13 -> X13
    • x14 -> X14
    • x15 -> X15
    • zr5 -> ZR5
  • -o, --url=URL -> マイニングサーバーのURL
  • -O, --userpass=U:P -> マイニングサーバーのユーザ名とパスワードの組み合わせ
  • -u, --user=USERNAME -> マイニングサーバーのユーザ名
  • -p, --pass=PASSWORD -> マイニングサーバーのパスワード
  • --cert=FILE -> 通信暗号化プロトコル「Secure Socket Layer(SSL)」を用いたマイニングサーバの認証
  • -x, --proxy=[PROTOCOL://]HOST[:PORT] -> プロキシを介して接続
  • -t, --threads=N -> マイナーのスレッドの数 (デフォルト: プロセッサの数)
  • -r, --retries=N -> ネットワークコールが失敗した場合のリトライ回数(デフォルト: 無制限)
  • -R, --retry-pause=N -> リトライ間の中断時間(秒)(デフォルト:30)
  • --time-limit=N -> プログラムを終了する前のマイニングをする最大時間
  • -T, --timeout=N -> 長時間のポーリングおよびストレイタムのためのタイムアウト(秒)(デフォルト:300)
  • -s, --scantime=N -> 長時間のポーリングが不可能である場合、現在スキャン中の手続きに要する時間の上限(秒) (デフォルト: 5)
  • --randomize -> 重複を減らすためにスキャン範囲をランダム化
  • -f, --diff-factor -> 要求された難易度をこの係数で割る(標準:1.0)
  • -m, --diff-multiplier -> 難易度にこの係数を掛ける(標準:1.0)
  • -n, --nfactor -> neoscrypt N-Factor
  • --coinbase-addr=ADDR -> ソロマイニングの支払先アドレス
  • --coinbase-sig=TEXT -> 可能な時にコインベースに挿入するデータ
  • --no-longpoll -> 長時間のポーリングサポートの無効化
  • --no-getwork -> getworkサポートの無効化
  • --no-gbt -> getblocktemplateサポートの無効化
  • --no-stratum -> X-Stratumサポートの無効化
  • --no-extranonce -> Stratum extranonceサポートの無効化
  • --no-redirect -> マイニングサーバーのURL変更のリクエストを無視
  • -q, --quiet -> スレッド毎のhashmeterの出力を無効化
  • --no-color -> 色付き出力の無効化
  • -D, --debug -> デバッグ出力の有効化
  • -P, --protocol-dump -> プロトコルレベルの活動の詳細なダンプ
  • -B, --background -> バックグラウンドでマイナーの実行
  • --benchmark -> オフラインのベンチマーキングモードを実行
  • --cputest -> CPUアルゴリズムからハッシュ値をデバッグ
  • --cpu-affinity ->CPUコアにプロセス親和性を設定し、cores 0と1に mask 0x3を設定
  • --cpu-priority -> プロセス優先度を設定 (デフォルト:0 アイドル, 2 ノーマルから5 最高まで)
  • -b, --api-bind -> マイナーAPIのIPおよびポート (デフォルト:127.0.0.1:4048)
  • --api-remote -> リモートコントロールの許可
  • --max-temp=N -> CPU温度が指定値以下だった場合のみマイニングを実行 (Linux)
  • --max-rate=N[KMG] -> 採掘速度が指定値以下だった場合のみマイニングを実行
  • --max-diff=N ->採掘難易度が指定値以下だった場合のみマイニングを実行
  • -c, --config=FILE -> JSONフォーマットの環境設定ファイルを読み込み
  • -V, --version -> バージョン情報の表示および終了
  • -h, --help -> ヘルプの表示および終了

プログラムは、ビットコインを生成するために利用されるビットコインマイナーです。

プログラムは、他のマルウェアにバンドルされている可能性があり、他のコンピュータへの送信および感染コンピュータを利用してビットコインのマイニングを行います。

感染コンピュータは大量のCPUパワーを消費し、より電力を必要とします。これにより、高額な電気代が請求される可能性があります。

プログラムは、コマンドプロンプトで実行されると、以下を表示します。

プログラムは、ルートキット機能を備えていません。

プログラムは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
SSAPI パターンバージョン: 1.808.00
SSAPI パターンリリース日: 2017年2月2日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HKTL_COINMINE.GC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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