解析者: Maureen Reyes   

 別名:

HackTool.Win32.KMSAuto.cr (Kasperksy), HackTool.WinActivator (MalwareBytes), a variant of Win32/HackTool.WinActivator.Q potentially unsafe (ESET-NOD32_

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    ハッキングツール

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

プログラムは、Internet Explorer(IE)のゾーン設定を変更します。

  詳細

ファイルサイズ 836,615 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2012年11月19日

侵入方法

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

インストール

プログラムは、以下のファイルを作成します。

  • %System Root%\KTKTM
  • %User Temp%\tmp.dll
  • %User Temp%\tmp2.dll
  • %User Temp%\tmp3.dll
  • %User Temp%\license.xrm-ms

(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.. %User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

プログラムは、以下のファイルを作成し実行します。

  • %User Temp%\run.exe

(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000、XP、Server 2003の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

プログラムは、以下のプロセスを追加します。

  • "C:\Windows\System32\compact.exe" /u /a /i C:\KTKTM
  • "C:\Windows\System32\attrib.exe" C:\KTKTM +h +s +r
  • "C:\Windows\System32\icacls.exe" C:\KTKTM /remove administrators
  • "C:\Windows\System32\icacls.exe" C:\KTKTM /inheritance:r

Webブラウザのホームページおよび検索ページの変更

プログラムは、IEのゾーン設定を変更します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
SSAPI パターンバージョン: 2.117.00
SSAPI パターンリリース日: 2018年11月8日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %System Root%\KTKTM
  • %User Temp%\tmp.dll
  • %User Temp%\tmp2.dll
  • %User Temp%\tmp3.dll
  • %User Temp%\license.xrm-ms

手順 4

Internet Explorer(IE)のスタートページおよび検索ページの設定を修正します。

[ 詳細 ]

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HackTool.Win32.WinActivator.GA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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