解析者: Paul Steven Nadera   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    ハッキングツール

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

プログラムは、レジストリ値を変更し、Windowsのファイアウォールを無効にします。これにより、プログラムは、自身を検出されることなく不正活動を実行することが可能になります。

  詳細

ファイルサイズ 932 bytes
タイプ BAT
メモリ常駐 なし
発見日 2021年3月18日
ペイロード サービスの無効

侵入方法

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

プログラムは、以下のプロセスを追加します。

  • openfiles
  • reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\DomainProfile /v EnableFirewall /t REG_DWORD /d "0x00000000" /f
  • reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\StandardProfile /v EnableFirewall /t REG_DWORD /d "0x00000000" /f
  • reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\PublicProfile /v EnableFirewall /t REG_DWORD /d "0x00000000" /f

他のシステム変更

プログラムは、以下のレジストリ値を変更し、Windowsのファイアウォールを無効にします。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\DomainProfile
EnableFirewall = 0

(註:変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\PublicProfile
EnableFirewall = 0

(註:変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile
EnableFirewall = 0

(註:変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)

その他

プログラムは、以下を実行します。

  • Disables windows firewall

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
SSAPI パターンバージョン: 2.393.00
SSAPI パターンリリース日: 2021年3月25日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
事前に意図的に対象の設定を変更していた場合は、意図するオリジナルの設定に戻してください。変更する値が分からない場合は、システム管理者にお尋ねいただき、レジストリの編集はお客様の責任として行なって頂くようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

RESTORE
  • レジストリエディタを閉じます。
  • 手順 3

    最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HackTool.BAT.KillAV.AA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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