解析者: Pearl Charlaine Espejo   
 更新者 : John Donnie Celestre

 別名:

Linux/DDoS-BH (Sophos); Linux.Xorddos (Symantec); Linux/DDoS-Xor.A (McAfee); HEUR:Trojan-DDoS.Linux.Xarcen.a (Kaspersky)

 プラットフォーム:

Linux

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。

  詳細

ファイルサイズ 625,611 bytes
タイプ ELF
メモリ常駐 はい
発見日 2016年11月21日
ペイロード システムセキュリティへの感染活動, 情報収集

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • /usr/bin/{random 10 characters}
  • /bin/{random 10 characters}
  • /tmp/{random 10 characters}

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • /lib/libudev.so

自動実行方法

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • /etc/cron.hourly/gcc.sh (Cron is a time-based job scheduler in Unix-like computer operating systems)

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Execute files
  • Download files
  • Update Malware
  • Delete Files
  • Terminate Process
  • Remove Services
  • Remove Self
  • Perform DDoS attack

マルウェアは、コマンド&コントロール(C&C)サーバに以下の情報を通知します。

  • http://www1.{BLOCKED}t456.com/dd.rar:1520

情報漏えい

マルウェアは、以下の情報を収集します。

  • Memory Information
  • CPU Information
  • Network Speed
  • PID of Running Process
  • MD5 of Running Process

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 12.850.58
初回 VSAPI パターンリリース日 2016年10月22日
VSAPI OPR パターンバージョン 12.851.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2016年10月23日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「ELF_XORDDOS.SM」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • /usr/bin/{random 10 characters}
  • /bin/{random 10 characters}
  • /tmp/{random 10 characters}
  • /lib/libudev.so
  • /etc/cron.hourly/gcc.sh

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「ELF_XORDDOS.SM」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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