解析者: David John Agni   

 プラットフォーム:

Linux, UNIX

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。

マルウェアは、DNSサーバ「BIND9」の脆弱性を悪用してサービス拒否(DoS)攻撃を実行可能にさせるペイロードです。脆弱性にはMicrosoftの脆弱性「CVE-2015 - 5477」が割り当てられています。この脆弱性が悪用されると、Dos攻撃が実行可能になります。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、特定のWebサイトに「サービス拒否(DoS)攻撃」を実行します。これによりユーザは、一定時間の間、このWebサイトにアクセスすることができなくなります。

マルウェアは、特定の脆弱性を利用した感染活動を実行します。

  詳細

ファイルサイズ 9,007 bytes
タイプ ELF
メモリ常駐 はい
発見日 2015年8月6日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

Denial of Service(DoS)攻撃

マルウェアは、以下のWebサイトにDoS攻撃を実行します。

  • {entered parameter}

その他

なお、情報公開日現在、この脆弱性に対応する修正パッチは公開されていません。

マルウェアは、以下の脆弱性を利用して感染活動を実行します。

<補足>
Denial of Service(DoS)攻撃

マルウェアは、以下のWebサイトにDoS攻撃を実行します。

  • {入力されたパラメータ}

その他

CVE-2015-5477

注意:
マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。

  • {攻撃対象のホスト名}

  対応方法

対応検索エンジン: 9.750
VSAPI OPR パターンバージョン 11.837.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2015年8月6日

手順 1

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「ELF_DDOSTK.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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