別名:

Mal/ZAccess-CK (Sophos) ,Trojan horse Generic_r.DPY (AVG) ,W32/Kryptik.BWMB!tr (Fortinet) ,Trojan.Win32.Alureon (Ikarus) ,Trojan-Spy.Win32.Zbot.rrxn (Kaspersky) ,Backdoor:Win32/Phdet.S (Microsoft) ,PWS-Zbot-FBDC!364327C5B05C (McAfee) ,a variant of Win32/Kryptik.BWMB trojan (Eset) ,Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ルートキット機能を備えており、自身に関連したプロセスおよびファイルを隠匿し、ユーザによる検出および削除を避けます。

マルウェアは、特定のフラッド攻撃を用いて、感染コンピュータ上から「サービス拒否(DoS)攻撃」を実行します。

マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  詳細

ファイルサイズ 189,440 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2014年3月24日
ペイロード DoS攻撃またはDDoS攻撃

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %System%\drivers\str.sys

(註:%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

マルウェアは、以下のコンポーネントファイルを作成します。

  • %System%\Drivers\nethost.sys - detected as RTKT_BENERGY.A

(註:%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System%\nethost.exe

(註:%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

ルートキット機能

マルウェアは、ルートキット機能を備えており、自身に関連したプロセスおよびファイルを隠匿し、ユーザによる検出および削除を避けます。

Denial of Service(DoS)攻撃

マルウェアは、以下のフラッド攻撃を用いて、感染コンピュータ上からDoS攻撃を実行します。

  • TCP, UDP, ICMP and HTTP Traffic

情報漏えい

環境設定ファイルは、以下の情報を含んでいます。

  • HTTP Key
  • Sleep Frequency
  • Target DNS/Ip
  • Protocols

その他

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • http://{BLOCKED}asto.{BLOCKED}r.ru/getcfg.php
  • http://{BLOCKED}o.{BLOCKED}r.ru/ya/getcfg.php
  • http://{BLOCKED}asto.{BLOCKED}r.ru/ya/getcfg.php

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 10.684.07
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年3月24日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

この「DDOS_BENERGY.A」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

     
    • RTKT_BENERGY.A

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System%\drivers\str.sys

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「DDOS_BENERGY.A」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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